GEMBAとJR東日本の新たな協業
愛知県名古屋市を拠点にする株式会社GEMBA(以下、GEMBA)は、鉄道業界における生産性向上を目的に、JR東日本の課題解決マッチング企画、「STARTUP ON DEMAND #3」に採択されました。GEMBAは今回、鉄道車両メーカーの完成検査業務に焦点を当て、効果的な改善策を提案していくことで、パートナーシップを築くことになります。
「STARTUP ON DEMAND」について
このプログラムは、JR東日本グループが直面している課題を解決するためにスタートアップ企業と連携を進めることを目的としています。これまでも「STARTUP PITCH」として数多くのスタートアップと共創を行ってきたJR東日本ですが、新たにメールマガジンなどを介して情報を発信する形式に進化しました。これにより、より多くの企業からのアイディアを集め、実用的なソリューションの開発を図ります。
協業内容と可能性
今回の採択においては、完成検査工程の効率化と質の向上を目指した提案が求められ、GEMBAは7社の中から選ばれました。GEMBAの特徴は、現場のデジタル化を推進し、業務の見える化を実現することにあります。具体的には、自社の工場図面や製品図面上に情報をマッピングし、現場で何が起きているのかを直感的に把握できるツールを展開しています。
さらに、スマートフォンやタブレットを使って誰でも簡単に操作できるため、従来の紙やExcelによる煩雑な改善活動をデジタル化することで、効率性を高めることが可能です。これらの特性を活かし、JR東日本の現場における具体的な課題に対して実証実験とソリューション開発を進めていく予定です。
GEMBAの強み
GEMBAは、現場の改善活動や管理業務をデジタル化するための多彩な機能を献上しています。具体的には「安全巡回」や「品質パトロール」といった分野に加え、「設備保全」や「生産性向上活動」など、さまざまな業務での活用が可能です。これはただの理想を押しつけるDXではなく、現場で実際に求められるサポートを徹底し、お客様と共に理想の未来を形作ることに重きを置いています。
会社情報
株式会社GEMBAは2019年に設立され、愛知県名古屋市昭和区を本社としています。代表取締役は藤井聡史氏であり、現在はDXソリューションを中心に事業を展開しています。公式ウェブサイト(
https://www.jp-gemba.com/)では、サービス内容や最新情報を随時更新しているため、興味のある方はぜひ訪問してみてください。
まとめ
GEMBAとJR東日本の協業は、鉄道業界への新たな改革のスタート地点となるでしょう。今後のプログラムの進展や、具体的なソリューションの開発がどのように進むのか、多くの関心が寄せられることが期待されています。現場の課題を解決し、業界全体の効率化を目指すGEMBAの取り組みから目が離せません。