地域福祉の新たな連携、「ばんびーの」の参画で広がる福祉の輪
名古屋市に本社を置くガゼル株式会社は、2025年10月1日より、一般社団法人地域福祉推進機構が運営する「ばんびーの」ブランドの放課後等デイサービス事業を譲り受けることを発表しました。これにより、ガゼルグループは介護から児童支援までのサービスを包括的に提供し、地域福祉の強化を目的に新たな一歩を踏み出します。
事業譲受の背景
一般社団法人地域福祉推進機構は、東京都江戸川区で10年以上にわたって放課後等デイサービスを提供してきました。地域に密着した支援を続けてきた彼らですが、今後の障がい者事業を効果的に発展させるためにはより安定した運営が必要でした。その結果、障がい福祉において豊富な経験をもつガゼル株式会社への事業譲受が決定されました。
譲受の概要
- - 譲受対象法人: 一般社団法人地域福祉推進機構
- - 事業内容: 放課後等デイサービス
- - 設立: 2013年11月14日
- - 従業員数: 27名(パート含む)
- - 譲受日: 2025年10月1日
譲受に該当する施設は3つあります。
- - ばんびーのふなぼり(放課後等デイサービス、児童デイサービス)
- - ばんびーのえすと(放課後等デイサービス)
- - ばんびーの(放課後等デイサービス)
なお、サービスの運営体制や雇用は変更なく、既存の支援内容はそのまま継続されます。
障がい福祉への取り組み
ガゼル株式会社は高齢者福祉に加え、障がい福祉の分野でも多くの事業を展開しています。具体的には就労継続支援B型事業所「わーくdeみのりあ金山」を運営し、利用者の自立を支援するプログラムを提供。また、障害者雇用を進めるため、事業共同組合「有限責任事業組合(LLP)アプリシエイツ」に加盟し、障害者雇用の促進に努めています。ガゼル株式会社は、厚生労働省の「もにす認定」を受けた企業でもあり、優良な中小事業主として認められています。
幅広い福祉ネットワークの構築
今後、ガゼルグループに「ばんびーの」が加わることで、子供から高齢者に至るまで、ライフステージを跨いだ支援体制が整います。この新しい体制は、将来的な自立や進路への不安を解消するための支援計画を提供し、さらに高齢者介護と児童支援を同時に行うことが可能になります。
解決できる課題
- - 発達特性のある子ども: 将来的な自立や進路への不安を解消するための支援。
- - ダブルケア家庭: 高齢介護と子の支援を両立させるための相談窓口の一本化。
- - 福祉人材: キャリアパスと学習機会の提供による成長支援。
代表のコメント
ガゼルグループの名小路淳代表は『ばんびーの』の皆様を新しい仲間として迎え入れたことに対し感謝の意を示しています。彼は「子どもから高齢者まで“人生の全てのステージ”を支える体制が充実しました。ガゼルグループは、誰もが安心して暮らせる地域社会の実現に向けてさらに取り組みを加速していきます」と述べました。
企業情報
一般社団法人 地域福祉推進機構
- - 本社: 東京都江戸川区
- - 事業内容: 放課後等デイサービス
- - 設立: 2013年11月14日
ガゼル株式会社
- - 会社名: ガゼル株式会社
- - 所在地: 名古屋市中区錦
- - 設立: 2006年9月
このように、地域福祉の新たな一環として「ばんびーの」がガゼルグループに加わることで、より多様で充実した支援体制が実現します。これにより、地域社会全体にとって大きな恩恵をもたらすことでしょう。