豊橋市普門寺の仏像館再整備プロジェクトが始動!歴史と文化を未来へ
愛知県豊橋市に位置する普門寺が、初めてのクラウドファンディングを通じて、仏像館の改修工事を開始することとなりました。本プロジェクトは、国宝指定の文化財の保存と適切な展示環境を整えるための重要な取り組みです。
なぜ改修が必要なのか?
普門寺の文化財収蔵庫は、1970年に建設されて以来、約55年もの歳月が経過しています。そして、最近の耐震基準に照らし合わせるとその安全性が不足していることが判明しました。さらに、夏季の気温上昇と湿度の増加により、自然換気方式では文化財の保存に適した環境を維持するのが難しくなっています。これらの理由から、早急な改修が求められています。
クラウドファンディングでの取り組み
今回の改修では、愛知県と豊橋市が補助金を交付する一方で、普門寺自身も約1億1千万円の自己負担が見込まれています。この大きな支出を軽減するため、普門寺はクラウドファンディングを実施し、地域の皆様からの支援を広く呼びかけています。
改修の内容とは?
この計画には、以下の3つの主な取り組みが含まれています。
1.
耐震改修:建物の耐震性を向上させ、長寿命化を図ります。柱脚部に耐震壁を設置し、コンクリート躯体の補修も行います。
2.
文化財保存・公開環境の改善:内装や設備の改修を行い、温湿度の安定化を図ります。また、展示設備を一新し、訪れる方々が安心して文化財を楽しめる環境を整えます。
3.
増築棟の設置:新たに前室と風除室を設け、展示スペースを確保します。これにより、文化財の保存と活用に必要な機能を強化します。
プロジェクトの未来に向けて
普門寺は、この改修プロジェクトを通じて「歴史と文化を身近に感じる場所」へと進化することを目指しています。改修後には、より多くの人々が豊橋市を訪れ、文化財に接する機会を増やし、地域の歴史を深く理解してもらえる場となることでしょう。
支援のお願いとお礼の品
現在、クラウドファンディングで集められた寄付金は再整備事業費に全て充てられます。目標金額は700万円で、実施期間は令和7年10月20日から12月16日まで。また、寄付者には、再整備事業後の特別な体験ツアーや、オリジナル商品など様々なお礼の品を用意しています。
クラウドファンディングの詳細
特設ページではプロジェクトの詳細や寄付方法が公開されています。皆様のご支援をお待ちしております。
詳しくはこちらからご覧ください。
文化財の保存と未来への継承のために、ぜひ一緒に普門寺の新しい歴史を築いていきましょう!