Voice Bridge:経営と現場をつなぐ新しいアプローチ
サービス概要
名古屋に本社を置くリクルートラボ株式会社が、独自の匿名ヒアリングサービス「Voice Bridge」を開始しました。このサービスの目的は、組織文化を「制度や理念」だけではなく、「現場のリアルな声」を基に再構築することです。Voice Bridgeは、従業員との1on1の匿名ヒアリングを通じて、職場の強みや不満、そして無言の違和感を把握し、経営にフィードバックします。このようなコミュニケーションは、従来の定量サーベイでは見逃されがちな「伝わらないメッセージ」や「気づかれないモヤモヤ」を際立たせるのです。
なぜヒアリングが必要か
最近、多くの企業がMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)や評価制度を整えていますが、「制度はあるのに現場が動かない」「退職理由が分からない」といった悩みが続出しています。これは、制度や数値だけでは教えてくれない文脈の共有が不足しているからです。現場と経営に想定外のズレが生じ、組織全体のパフォーマンスが損なわれているのです。
Voice Bridgeの特長
Voice Bridgeの大きな特長は、一人ひとりの従業員に対して丁寧な1on1ヒアリングを行い、それによってサーベイに現れない不満や沈黙の理由を言語化する点です。ハーズバーグの二要因理論を参考に、離職リスクを数値化し、文化の5軸レーダーチャートで分析します。これにより、経営と現場の「価値観や解釈のギャップ」を視覚化し、優先的に解決すべき文化改善の課題を特定します。
特に重要なのは、Voice Bridgeが外部の専門家を通じて本音を引き出すという点です。匿名性と第三者性によって、従業員は安心して自分の意見を表現できるのです。
代表の思い
「制度ではなく、心の声が最も重要だ」と語るのは、リクルートラボの代表取締役・林竜也氏。彼は、多くの組織を観察する中で、従業員が自身の声を聴いてもらうことにこそ、動機付けがあることを実感しました。それゆえ、Voice Bridgeは泥臭いが、現場の声に真正面から向き合い、本音を掘り起こすことを目指して開発されたのです。
多くの企業が人事の一部にしか興味をもっていない中、全体視点での現状把握が必要だと訴えます。時代や世代のせいにせず、本気で良い企業を築くためには、経営者の覚悟と現場の声が不可欠なのです。このような背景を踏まえ、Voice Bridgeをぜひ試してほしいと林氏は呼びかけます。
導入の流れ
Voice Bridgeは、導入企業の特性に適応するカスタマイズ型の設計で、最短2週間で初回ヒアリングから診断レポートを作成できます。企業への負担は最小限に抑え、既存のサーベイや制度との併用も容易です。集めた声を分析し、課題を整理して解決のためのロードマップを作成し、レポート形式で提供します。この結果はグラフやレーダーチャートで整理されており、経営会議での活用が直感的に可能です。
導入企業からの反応
実際にVoice Bridgeを導入した企業からは、思っていたことと現場の実情との乖離にショックを受けつつも、逆に課題が明確になり非常に良かったとの声が上がっています。従業員が何を求めているのかを知ることで、労働条件の改善や採用戦略の見直しにつながると共に、社員満足度の向上にも寄与しています。
サービス詳細
- - サービス名: Voice Bridge (ボイスブリッジ)
- - 提供開始日: 2025年9月1日
- - 提供形態: 対面+オンラインヒアリング(カスタマイズ設計)
- - 基本価格: トライアルプラン ¥10万円〜 / 年間プランあり
- - 詳細・お問い合わせ: リクルートラボ公式サイト
会社情報