ふれあいの冬休み:フードバンク愛知の支援キャンペーン
冬休みに突入すると、給食がなくなることで食事の提供に困る家庭が増加します。特にひとり親家庭では、その影響が顕著に現れ、経済的な負担が一層重くなります。そんな状況を受けて、フードバンク愛知は「冬休みこども応援キャンペーン」を12月1日から1月31日まで実施することを発表しました。このキャンペーンは、私たち地域のつながりを生かして、困難を抱える家庭を支えるための取り組みです。
背景にある家庭の現実
日本全国で物価が上昇を続け、特に食料品の価格高騰が家庭の負担を増やしています。農林水産省のデータによると、2025年には米の5キログラムが4435円を超える見込みとなっています。これにより、給食を頼りにしている家庭では、冬休みの間に食費を切り詰める必要が生じ、支援を必要とする家庭が増えているのです。さらに、寄贈を行う人たちも、経済的に厳しい状況から寄贈を続けることが難しくなっています。このような“二重の危機”は、支援が必要な家庭を困難にしているのです。
冬休みこども応援キャンペーンの概要
フードバンク愛知は冬休みの間、地域の人々からの寄贈を呼びかけています。必要な食料品には、精米やレトルト食品、インスタント麺など、日常的に使うものが含まれています。このキャンペーンでは、提供される食品が適切に保管され、賞味期限が3カ月以上残っていることが求められます。また、寄贈希望者には事前に品目リストを共有していただき、適切な確認を行うことで、効率的な支援が可能となります。
集まった食品は、子ども食堂や様々な支援団体を通じて、ひとり親家庭や生活に困難を抱える家庭に届けられます。昨年は2593の支援団体を通じて、5317世帯の子どもたちに食料をお届けすることができました。地域による支援がどれほど大切か、実感できる数字ですね。
お問い合わせ先
フードバンク愛知では、倉庫の視察やインタビューも受け付けており、支援企画に関する情報も随時更新しています。具体的な寄贈や支援内容について知りたい方は、ぜひ公式ウェブサイトをご確認ください。
団体概要
- - 社名: 特例認定特定非営利活動法人フードバンク愛知
- - 所在地: 愛知県北名古屋市高田寺砂場18番地
- - 理事長: 宮尾久子
- - 事業内容: パントリー、フードバンク、子ども食堂の活動支援、企業や個人から寄付された食品のマッチング
- - 設立: 令和元年6月26日
- - ホームページ: フードバンク愛知
この冬、一緒に地域を支える力を育てていきましょう。そして、冬休みを迎える子どもたちが安心して過ごせる環境を手に入れられるよう、あなたの力を貸してください。