第一位のデザインを称賛
名鉄都市開発株式会社が手掛けた「西荻こみちテラス」が、2025年度グッドデザイン・ベスト100に選ばれたことが発表されました。これは、地域の魅力を育むとともに、未来を切り開く新しい住まいの形を体現した素晴らしい評価と言えます。特に、集合住宅としての新たな価値を創出した点が高く評価されています。
物件の基本情報
西荻こみちテラスは、東急線「西荻窪」駅から徒歩9分の距離にあり、東京都杉並区西荻北に位置します。敷地面積は1,885.01㎡で、鉄筋コンクリート造の2階建てで構成され、全部で23戸が揃っています。竣工は2025年の4月に予定されています。
設計とコンセプト
このプロジェクトの設計は、株式会社成瀬・猪熊建築設計事務所が手がけ、植栽設計には株式会社グリーン・ワイズが参加しています。特筆すべきは、全戸に屋上メゾネット形式を採用し、敷地の中央に小径を設けることで、住民間の交流を促進する設計がなされています。こみちを通ることで、住戸と自然がより近くに感じられるよう配慮がなされています。
環境との調和
この物件は、季節ごとに変わる樹種の選定や再生可能な井戸を使用した半屋外空間など、自然との調和が非常に重要視されています。人々が自然を通じてつながる仕掛けが設けられており、内外のつながりを意識したデザインが施されています。
評価と未来
審査員は特に「人のつながりを丁寧に育む住環境」としてこの物件を評価しました。周囲の戸建住宅街と一体となり、緑豊かな環境を守りながらも、住民同士が自然に交流できる空間構成が印象的です。プライバシーと安心感を両立させるために、建物の1階部分は少し奥まった位置に設計されています。
プライベート空間の確保
各住戸にはプライベートな屋上空間が設けられ、都市の喧騒を忘れさせる開放的な環境が創出されています。このような独立性を持たせた設計が、地域に根差した豊かな住まいの新しい形を示しています。
魅力的な共用スペース
共用部には、気軽に集まれる場として井戸やベンチが設置され、人々の交流の場が確保されています。こうしたデザインは、住民のつながりを育むための大切な要素となっています。
まとめ
西荻こみちテラスは、理想的な住環境を提供し、地域との共生を実現した新しい集合住宅の形を提示しています。名鉄都市開発の「まちの魅力をつくり、地域の未来をひらく」という目的を具現化した素晴らしいプロジェクトです。2025年の竣工が待ち遠しいですね。
さらに詳しく
受賞については、
グッドデザイン賞の公式サイトで確認できます。
お問い合わせ
名鉄都市開発株式会社の問い合わせ先は、総務部総務グループのTEL: 052-581-1221です。