2025年メディカルジョブアワード開催、医師の働き方改革をテーマに事例発表

メディカルジョブアワード2025概要

2025年2月16日（日曜日）、東京都京橋エドグランにて「メディカルジョブアワード2025」が開催されます。本イベントは、医療業界における「医師の働き方改革」をテーマに、全国各地から医療機関の優れた取り組み事例を募集し、その中から選ばれた内容を発表・表彰するものです。

医師の働き方改革とは

2024年4月から本格的に施行されるこの改革は、長年の過重労働問題に対し、健康的で持続可能な医療提供体制を実現することを目的としています。医師や医療従事者の約86.4%が長時間労働を強いられているという調査結果からも、その必要性が浮き彫りとなっています。これを受けた今回のアワードでは、多様な医療機関の取組みを評価し、全国的な普及を図ります。

登壇者と発表内容

当日は多彩な登壇者が予定されており、各医療機関の働き方改革の成功事例を共有します。たとえば、聖路加国際病院の中村亮太医師は、病院間の連携を強化するハートアライアンスにおける取り組みを発表します。心臓血管外科の専門家として、従来の壁を越えた医療提供体制の構築がポイントです。また、神奈川県の医療法人社団元気会横浜病院からは、中村大輔医師が慢性期医療の魅力や、地域医療における当院の取り組みを紹介します。

更に、愛知県の一般社団法人コミュニティ＆コミュニティホスピタル協会からは、近藤敬太氏が地域医療をサポートするための「コミュニティホスピタル」モデルについての発表を行い、中小病院の役割の重要性を説きます。ほかにも、聖マリアンナ医科大学病院の堤健氏が急性期医療における看護師の役割について触れるほか、医療法人社団かけはしの生田陽二氏が最新のテクノロジーを活用した働き方改革の取り組みを共有します。

特別講演

基調講演では、藤川葵氏（聖路加国際病院医員）が医師の働き方改革施行元年を振り返り、現在の医療環境について洞察を提供します。また、植野剛氏の講演では、小医・中医・大医の考え方をもとに、患者を救うための医療従事者の役割について議論が展開されます。

参加者募集情報

メディカルジョブアワード2025では医療機関からの参加者を広く募集中です。参加希望の医療機関は、申込フォームを通じて登録が可能で、医療従事者が働きやすい環境を実現するための具体的なアプローチをアピールする良い機会となります。

このイベントは、全国の医療機関の優れた取り組みを広めることで、他の医療機関における模範となることを目指しています。働き方改革の進展に貢献する重要な場として、様々な新しいアイデアが生まれることが期待されます。ぜひご注目ください。