株式会社IMOMが賃上げ実施
株式会社IMOMは、近年の業績好調を受け、職場環境の改善の一環として、全スタッフの平均年収を50万円増加させる賃上げを決定しました。この取り組みは、同社が掲げる「誰もが生きやすい、寛容な社会をつくる」という理念に基づき、福祉業界に新たな価値を提供しようとする姿勢から生まれたものです。
業績向上と賃上げの関係
IMOMの業績は、2025年5月期には売上高約4.5億円を見込んでおり、前年比で40.6%の増加が予想されています。この顕著な成長の背景には、働きやすい環境作りと従業員の意見を重視する風土の形成があります。特に、従業員エンゲージメントの重要性が強調されており、定期的に実施されているエンゲージメント調査によって、職場の改善点を明らかにし、フィードバックをもとに施策を講じています。
エンゲージメントサーベイの成果
2022年2月に初めて実施された従業員エンゲージメントサーベイでは、従業員一人ひとりが持つ意欲が明らかになりました。2024年11月の最新調査では、初回から約50ポイントも改善されており、従業員が満足できる環境が事業の成長につながっていることが証明されています。職場環境の改善がスタッフの意欲を引き出し、その結果顧客満足度の向上にも寄与しています。
福祉業界全体の底上げを目指すIMOMの姿勢
福祉業界は従来、給与水準が上がりにくい傾向がありましたが、IMOMは自社の取り組みを通じて業界全体の賃金水準の引き上げを目指しています。実効性のある給与や働き方改革を進め、「高い目標を持つことが、仕事の集中をもたらす」という考えのもと、スタッフが働きやすい環境を整えることを大切にしています。
IMOMの未来と目指す方向性
IMOMは2026年の上場を目指しており、その過程で現在の平均年収を1.5倍へ引き上げる計画を立てています。この取り組みを通じて、福祉業界のイメージを刷新し、多様なバックグラウンドを持つ人材が積極的に参入できるような環境整備を進めていきたいと考えています。
株式会社IMOMについて
IMOMは、就労継続支援B型事業やスペシャルティコーヒーショップの運営、飲食コンサルティング事業など多岐にわたるサービスを提供し、社会全体に貢献する企業として成長を続けています。彼らの理念は「誰もが生きやすい、寛容な社会をつくる」ことであり、その実現が従業員とともに社会全体の価値を向上させる鍵になると信じています。