電話リレーサービス
2025-05-27 13:51:56

大府市が全国初、電話リレーサービスの全額公費負担を開始!

大府市が進める新しい取り組み



愛知県大府市で、聴覚障がい者をサポートするための新たな施策が発表されました。それは、全国で初めてとなる「電話リレーサービス」の利用料を全額公費で負担するというものです。このサービスは2025年4月からスタートし、市の聴覚障がい者向けの取り組みを一層強化することを目的としています。

電話リレーサービスとは



このサービスは、聴覚や発話に困難がある方と、通常の音声通話を行う方との間で、通訳オペレーターが手話や文字を通じて会話を支援します。これにより、電話を介して即時に双方向のコミュニケーションを可能にします。サービス提供機関は、一般財団法人日本財団電話リレーサービスです。

公費負担の内容



大府市に住む聴覚障がい者や音声言語機能障がい者が対象で、申請を行うと、翌月または翌々月分から利用料金が全額公費で負担されます。具体的な対象者は、身体障害者手帳を持つ方や医療機関からの診断書で難聴または発語の障がいが確認された方です。申請に必要なものは、手帳の写しや診断書、本人確認書類です。

体験・登録会の開催



また、提案された制度を活用するための「電話リレーサービス体験・登録会」も開催されます。これは参加者に対し、実際に電話リレーサービスを試してもらえる機会であり、申請もその場で行えます。
体験会は2025年6月8日(日)午後2時から4時まで、大府市役所の地下会議室001で実施されます。参加の際は、スマートフォンやタブレット、手帳や診断書のコピー、本人確認書類が必要です。なお、費用はかかりません。

大府市の取り組みの意義



大府市では、2022年4月に制定された「大府市障がいのある人のコミュニケーション手段の利用促進に関する条例」に基づき、様々な施策を行ってきました。具体的には災害用コミュニケーションボードの制作や、点字プリンタの導入などが進められています。これらの施策は、障がい者が自分に合ったコミュニケーション手段を利用できる環境づくりに寄与しています。

この新たな電話リレーサービスの導入は、聴覚障がい者が日常生活をより円滑に送るための大きな一歩といえるでしょう。市民の皆さんにはぜひこの機会を利用し、自らの可能性を広げていただきたいと思います。今後も大府市のさらなる取り組みに期待がかかります。


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