新サービスD-JIT
2025-11-04 12:21:21

米国・メキシコで始まる機械部品のワンクリック調達サービスD-JIT

米国・メキシコでの新サービスD-JITの全貌



2025年11月4日、株式会社ミスミグループ本社が機械部品などの大量調達を行う新サービス「D-JIT」を、日本以外の米国・メキシコ市場で展開開始します。このサービスは、特にEV産業や自動化に関連する倉庫向けの機械部品の調達効率を大きく改善する目的があります。D-JITは、これまで日本・韓国・タイ・台湾、欧州の多くの地域で評判を得ており、利用社数はなんと9万社を超えるという実績を抱えています。

D-JITの特長と利点



D-JITを機能させるため、ミスミはグローバルに700社を超えるサプライヤーと結びつき、その在庫情報を統合。これにより、発注者は複数のサプライヤーに部品の在庫状況を確認することなく、必要な部品をワンクリックで手配することができます。このプロセスは購買担当者にとっての手間を省き、調達のスピードを格段に向上させる効果があります。特に試作から量産にステップアップする際の大量発注に対応することができ、業界内での競争力をも高める一助となります。

米国・メキシコでのニーズに応える理由



近年、米国は関税政策の影響を受け製造業の国内回帰が進んでおり、中でもEV関連や自動化システムに必要な部品が急増しています。これに伴い、試作から大口の数量調達が求められる場面が多くなっていますが、従来の方法で調達を行うと、多くの非効率が生じることがありました。D-JITの開始により、これらの問題を解決し、必要な部品をスムーズに手配することが期待されています。

D-JITの履歴と今後の展開



D-JITは、2024年4月に日本で本格展開を始め、その後、グローバル各地域で徐々にサービスを広げてきました。ユーザーが利用することで、納期や見積もりの待ち時間をゼロにし、効率的な購買プロセスを実現しています。このシステムの導入に伴い、ミスミはアジアや欧州で得たデータを基に米国・メキシコ市場でもより高い供給能力を持つことになるでしょう。

ミスミの未来とものづくりの進化



ミスミは「デジタルモデルシフト」を通じて、ITやAIを駆使し、ものづくりプロセスを革新していきます。過去の経験を活かし、部品選定から発注までを自動化し、利用者にさらなる価値を提供することを目指しています。「得ミスミ・楽ミスミ」といった新しいサービスも展開し、設計・生産現場の生産性を飛躍的に向上させることが見込まれています。

ミスミは、刻々と変わる市場のニーズに応じて更なる進化を続け、人々の働き方やものづくりのあり方をより良い方向に導いていくことを目指しています。今後も注目されるサービスとなることでしょう。


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