陶磁器展の魅力
2025-01-09 12:25:22

名古屋の横山美術館で開催される陶磁器展の魅力に迫る

名古屋の横山美術館で楽しむ陶磁器の世界



名古屋市東区に位置する横山美術館では、2025年1月10日から4月13日まで「近代・現代陶磁の技巧絶美」という企画展が開催されます。この展覧会は、明治から昭和の時代まで名古屋周辺で発展した陶磁器の技術と美を掘り下げる貴重な機会です。陶磁器とその背後にある文化を楽しむことができるこの展示について、詳しくご紹介します。

名古屋の陶磁器産業の栄光



名古屋市は明治から昭和にかけ、多くの絵付け工場や貿易業者が集まった日本最大の陶磁器生産地でした。当時、名古屋周辺は輸出陶磁器産業の起点として繁栄し、その技術や美しさは日本国内外に広まりました。特に「技芸科」の設置により、多くの職工たちが技術を学び、高いレベルの作品を生み出す土壌が整えられました。

本展では、特に知られる人物に「薔薇の市ノ木」と称される市ノ木慶治がいます。彼の作品は、色鮮やかで精緻な絵付けが施され、日本陶器の代表作として広く知られています。市ノ木の作品を通じて、名古屋の陶磁器の歴史と技術の進化を感じることができるでしょう。

展示作品の見どころ



展覧会には、市ノ木慶治が手掛けた「上絵果物図飾皿」や、他にも木村義一、田中義男、中島音次郎などの陶磁器作品が展示されます。これらの作品は、明治から昭和にかけての独自の技術が駆使されており、見る者を魅了します。また、フィギュアリンや上絵の花瓶など、多元的な作品が揃っていて日本陶器の多様性を体感できます。

企画展の詳細



開催概要
  • - 会期: 2025年1月10日(金)~4月13日(日)
  • - 開館時間: 10:00~17:00(入館は16:30まで)
  • - 休館日: 毎週月曜日(祝・休日の場合は開館、翌平日休館)
  • - 入館料: 一般1,000円(800円)、高・大学生・シニア65歳以上800円(600円)、中学生600円(400円)、小学生以下無料
  • - 後援: 愛知県教育委員会など

また、展示期間中にはさまざまな関連イベントも予定されています。特に、3月23日には講演会「上絵付技法からみる市ノ木慶治作品の魅力について」が行われます。これは、陶磁器の技法や市ノ木の作品の美しさを深く知るチャンスです。参加希望者は事前に申し込む必要がありますが、少人数制(20名)なので、よりパーソナライズされた体験ができるでしょう。

横山美術館の魅力



横山美術館は、名古屋周辺で制作された陶磁器を中心に、見る者を魅了する美術館です。輸出陶磁器の里帰り品やオールドノリタケなど、数々の貴重な作品が揃い、多くの来場者に感動を与えています。陶磁器の持つ深い歴史と、現代に引き継がれる技術の美しさをぜひ実際に体験してみてください。美術館は、都心からアクセスも良好な場所にあり、観光スポットとしても見逃せません。

この機会に、陶磁器の技術と美しさに触れ、その歴史を探ってみてはいかがでしょうか。横山美術館でお待ちしております!


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