新しいライフスタイルを提案する「RAN with」
近年、急速に進む超高齢社会。その中で人々が安心して生活を続けられる住まいの重要性が高まっています。そんなニーズに応えるべく、平屋専門ブランド「RAN」から誕生したのが「RAN with」です。この新しいブランドは、介護や福祉の視点を取り入れた、全く新しい形の住居の提案を行います。
「RAN with」の誕生背景と目的
「RAN with」は、2025年11月19日に発表され、学校法人日本福祉大学と国立長寿医療研究センターとの共同研究契約に基づくプロジェクトから派生したものです。このプロジェクトでは、「たとえ介護が必要になったとしても、住み慣れた家で、自分らしく暮らし続けることができるか?」という問いに対し、実際の生活を通じて解決策を見出すことを目指しています。
空間設計のコアバリュー
「RAN with」という名称には共生の理念が込められており、住人とその家族、さらには新しいテクノロジーが共に暮らし続ける姿を想像させます。このモデルハウスは、ただの実験施設ではなく、実際に住むことを前提にデザインされています。さまざまなライフステージの変化に対して柔軟に対応できるように設計されており、将来的に介護が必要になった際にも心配が少なく、使い勝手が良い空間を提供します。
特徴的な設計コンセプト
「RAN with」では、居住空間の自由度や利便性を重視した間取り設計が特徴です。例えば、介護ベッドの設置を想定したゆったりとした廊下や、趣味に合わせてスペースを柔軟に変えられる設計がされています。これにより、住人が心身ともに健康でいられる環境を実現し、趣味を楽しむ時間も大切にできるよう配慮されています。
日常生活の動作を考慮した動線計画も重要なポイント。寝室からトイレまでを一直線で結ぶ動線や、キッチンの回遊動線により、家事や介護の負担を軽減し、快適な暮らしを実現します。
「RAN with」モデルハウスの概要
このモデルハウスは、2026年春に完成予定で、岐阜県岐阜市に位置します。延床面積108.49㎡、建築面積118.42㎡の住宅で、実際の生活空間としての機能性を重視しています。介護技術の実証や高齢者向け住まいの研究が、今後の住環境改善に寄与することが期待されています。
産学官協力による実証研究
本プロジェクトは、約3年間にわたって実施される実証研究を通じて、高齢者が抱える住まいの悩みを解決するための新しい提案を行います。動線の工夫や心理的な安心感を得られる設計は、使いやすさを求める声に応える形で進化します。
今後の展望
「RAN with」は、単なる住居の提供にとどまらず、超高齢社会における新しい生活様式を提案することで、住民が安心して暮らせる環境を実現することを目指しています。今後、得られた知見を社会に還元し、持続可能な住まいづくりを進めることが期待されています。これからも注目が集まる「RAN with」の取り組みから目が離せません。