豊橋市で聖火リレーが熱く行われました
2026年に名古屋で開催される第20回アジア競技大会を前に、愛知県豊橋市の中心部で8月29日、聖火リレーが行われました。この歴史あるイベントには、豊橋市出身の桃月なしこさんを含む9人のランナーが参加し、沿道に集まった多くの市民やファンの声援を受けながら、聖火を繋ぎました。
9人のランナーが豊橋の街を駆け抜ける
リレーは午前9時に、リニューアルオープンした「こども未来館ここにこ」を出発点としてスタートしました。ランナーたちは大橋通りを南に進み、広小路通りや萱町通りを通って、最終的に松葉公園までの約1,090メートルを駆け抜けました。参加したのは、公募で選ばれた4名、PRランナー3名、大会組織委員会の選出した2名の計9人です。
PRランナーには、桃月なしこさんの他に、男子プロバスケットボールBリーグ1部「三遠ネオフェニックス」の児玉ジュニアさんやスポーツ解説者の柏原竜二さんも登場しました。第一走者を務めた桃月さんは、8月1日に豊橋観光アンバサダーに任命されたばかり。彼女はSNSを通じて、豊橋の魅力を発信しています。
スタートの際、桃月さんが手に持ったトーチに長坂尚登市長が聖火を点火。拍手に包まれる中、桃月さんは沿道の観客に手を振りながら、走り出しました。彼女は「第一走者としての光栄と、緊張や不安がありましたが、見慣れたファンの姿を見て安心しました。皆さんの応援があってこそ、無事走り切ることができました」と感謝の言葉を述べました。
車いすランナーの奮闘
続いて、第二走者である豊橋市立牟呂中学校の小林咲貴さんが登場しました。彼女は脳性麻痺のため車いすを使用しながら参加し、「さきちゃん頑張れ!」という友人や先生たちの声援に手を上げて応えました。沿道には「努力の花よ 咲き誇れ」と書かれた横断幕が掲げられ、小林さんの晴れやかな姿を見守ります。小林さんは、自分を変えたくてランナーに応募したものの、発信することが苦手だったと言います。勇気を出して、「応援に来てほしい」と友人たちに伝えた結果、多くの仲間が沿道に駆けつけてくれたそうです。「彼らの声援が力になり、少し自信がつきました」と微笑みながら振り返りました。
その後、柏原さんや元バドミントン日本代表の小椋久美子さんも走り、最後は児玉さんが聖火を受け取りました。松葉公園では、豊橋の伝統である手筒花火をイメージした特大クラッカーが鳴らされ、児玉さんの到着を皆で祝いました。彼は「皆さんの声援が本当に力になりました。この貴重な経験を豊橋の皆さんと共にできたことに、心から感謝しています」と感謝の意を表しました。
アジア競技大会の詳細
聖火リレーのスタート前には「スタートセレブレーション」が行われ、豊橋市消防音楽隊とカラーガード隊「ホワイトシーガルズ」が演奏を披露しました。
第20回アジア競技大会は9月19日に開幕予定です。豊橋市では市民球場で野球、市総合体育館では空手とテコンドーの競技が行われます。また、10月には「愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会」も開催され、同体育館がゴールボールの会場となります。詳細は豊橋市のホームページをチェックしてください。
長坂市長は、「多くの方に試合を見に来ていただき、選手たちを応援しおもてなしをお願いしたい」と力強いメッセージを送りました。聖火は県内の40自治体を巡り、約1,000人のランナーによって繋がれる予定です。9月19日の開会式で名古屋市瑞穂公園陸上競技場に聖火が灯される瞬間は、見逃せません。