IGアリーナが再エネ導入
2025-09-08 12:39:41

愛知のIGアリーナがリユースパネル活用で再生可能エネルギー導入へ

愛知のIGアリーナが再エネ電力導入



名古屋市に位置するIGアリーナを運営する株式会社愛知国際アリーナと、中部電力ミライズ株式会社は、新たにリユースパネルを活用した太陽光発電所によるオフサイト型フィジカルPPAサービスの導入に関する合意書を締結しました。この取り組みは、持続可能なエネルギー利用の一環として、地域社会における環境への配慮が注目されています。

リユースパネルによる環境への貢献



本サービスでは、IGアリーナ専用の太陽光発電所から発電される再生可能エネルギー由来の電力を、中部電力ミライズを通じて供給します。具体的に、この発電所ではすべての太陽光パネルに品質検査をクリアした使用済みの「リユースパネル」を採用しています。これにより、産業廃棄物の削減に寄与し、また新たにパネルを製造する際に生じるCO2排出量も減少させることが可能となります。

さらに、リユースパネルを用いた太陽光発電所から供給される電力がオフサイトPPAの仕組みによるものとしては日本初の取り組みとなります。これにより、IGアリーナは長期的に安定した再エネ由来の電力を確保できることが期待されています。

発電量とその活用



本発電所は2025年度内に運転を開始する予定で、パネルの合計出力は約90kW、年間の想定発電量は約7.5万kWhと見込まれています。この電量は、IGアリーナ内に設置されているセンターハングビジョン、リングビジョン、リボンビジョンの消費電力をすべて賄うことができる量に相当し、イベント開催時の電力供給に貢献します。

また、IGアリーナでは2025年7月から中部電力ミライズが提供する「Greenでんき」を100%導入する予定です。この電源は、実質的に再生可能エネルギーを利用したCO2排出のない電力で構成されており、今回の新しい発電所由来の電気と合わせて、さらなる再エネの利用拡大を目指します。

カーボンニュートラルに向けた取り組み



愛知国際アリーナと中部電力は、サステナブルな社会の実現に向けたファウンディングパートナーシップ契約を締結し、地域課題の解決に向けた取り組みを進めています。カーボンニュートラル社会を目指し、愛知国際アリーナが取り組んでいるこのプロジェクトは、地域住民にとっても大変重要な意味を持ちます。

IGアリーナの持続可能なエンターテインメント



IGアリーナ自体も、太陽光発電の導入や全館空調の効率化を推進し、その実績としてCASBEE名古屋Sランクを取得しています。さらに、館内の飲食店舗ではリサイクルプラカップを使用するなど、持続可能なエンターテインメント体験の提供に努めています。今回のリユースパネルを活用した取り組みの導入は、より一層の環境保護意識を地域にもたらすことでしょう。

このように、IGアリーナが進めるリユースパネルによる再エネ電力の導入は、名古屋市における環境保護の先駆けとなる重要なステップです。地域社会の皆様も、一緒にこの取り組みを応援していきましょう。


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