名古屋の新研修施設
2025-03-18 15:44:48

名古屋で新たに誕生する研修施設が業界の人手不足問題を解決へ

名古屋でビルメンテナンスの未来を創る



名古屋市に新しく誕生する研修施設が、ビルメンテナンス業界の人手不足解消に貢献する可能性が高まっています。日本空調サービス株式会社が22億円の投資を行い、2025年4月に運用を開始するこの施設は、技術者の育成と技術力の向上を目指しています。業界を取り巻く課題は深刻で、特に建物設備の保守・維持管理においては急激な人手不足が懸念されています。

未来を見据えた大型研修施設



2025年、団塊の世代が全て75歳以上になることで、現場で働く従業員の確保が難しくなることが予想されています。ビルメンテナンス業界の調査によると、従業員が集まりにくく、また若返りが進まないという現状が浮き彫りになっています。このような課題を解決するために、日本空調サービスはビルメンテナンスに特化した大型の研修施設を設立することを決定しました。

当社の社長である依藤敏明氏は、技術者の育成と技術力向上を企業の最重要課題と位置づけています。AIに取って代わられることのない技能や経験が必要とされるこの業界において、実機を使った研修を通じて未経験者を早期に戦力化することを目指しています。これにより、従業員の技術力を高め、人材育成を進めながら労働力不足を解消し、業界全体の技術水準を向上させたいと考えています。

施設概要と研修内容



新しい研修施設「技術・研修センター」は名古屋市南区に所在し、敷地面積1799.40㎡、延床面積4184.70㎡の鉄骨造・地上5階建ての施設です。内覧のみでなく実際の研修にも活用されるこの施設は、空調設備や衛生設備、消防設備、クリーンルーム設備、太陽光設備、建築設備、安全衛生など幅広い内容に対応することができます。従来の1週間の新入社員研修に代わり、2025年以降は全国の新入社員が集まって1ヶ月間の集中的な実技研修を受けることになります。

この研修では、現場の環境を再現し、実機を使用した訓練を行います。これにより、研修後は即戦力として現場に配属されることを目指しています。また、研修後も定期的なフォローアップを行い、OJTも実施されるため、教育の質を維持しつつ技術力向上をサポートします。これにより、技術者として一人前となるまでの期間を最大2年短縮することが期待されています。

今後の展望



この研修施設は、単に日本空調サービスの新入社員だけでなく、将来的には他社の技術者も受け入れることが視野に入っています。業界全体の技術力向上と安全意識の強化も目的とし、高品質サービスの提供を推進していく方針です。このような取り組みは、企業としての競争力の強化だけでなく、業界全体の発展にも貢献することでしょう。

今後も、日本空調サービス株式会社は技術者育成の重要な拠点として、業界の発展に寄与する施設の運営を行っていきます。詳細な情報については、下記のリンクをご確認ください。

日本空調サービス株式会社のお問い合わせ先
公式サイト



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