宇宙用リフレクター新発売
2025-07-24 11:11:19

愛知・石敏鐵工が新たにリリースする宇宙用リフレクターの魅力とは

石敏鐵工株式会社、新たなリフレクターを発売


愛知県碧南市に本社を構える石敏鐵工株式会社が、2025年7月30日に新型リフレクター「SLR用小型リフレクター」と「SLR用超小型リフレクター」を発売します。この製品は、東京ビッグサイトで開催される「SPEXA -[国際]宇宙ビジネス展-」にて初めてお披露目される予定です。

衛星レーザー測距の進化


新しく発売されるSLR用リフレクターは、人工衛星との距離を高精度で測定するための重要な役割を果たします。SLR(Satellite Laser Ranging)は、地上から衛星に向けてレーザー光を照射し、距離をミリメートル単位で測定する技術で、正確な衛星の位置把握や軌道管理に不可欠なシステムです。加えて、急増するスペースデブリとの衝突リスクを軽減するためにも重要な技術となっています。

JAXAとの共同開発


今回の新製品は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した「Mt.FUJI」技術を基にしており、正式なライセンスのもとで設計・製造が行われています。「Mt.FUJI」は、宇宙空間の過酷な環境条件—−100℃から+100℃の温度変化や、宇宙放射線、ロケット打ち上げ時の衝撃に耐える能力を持ち、長期間にわたり高い反射性能を保持します。この特性を活かし、石敏鐵工株式会社は、ロケットや小型衛星、さらには超小型衛星に搭載可能な軽量でコンパクトなリフレクターを提供します。

最先端技術を支えるリフレクター


SLR用リフレクターは、軽量かつ高反射率を誇り、極めて高い耐環境性能を持っています。衛星レーザー測距システムに最適化された設計は、さまざまな宇宙ミッションを支えるための理想的な選択肢です。こうした技術的優位性は、宇宙産業の発展に寄与し、未来の宇宙ビジネスをさらに加速させることが期待されています。

展示会での発表について


新型リフレクターは、2025年7月30日から8月1日まで開催される「SPEXA -[国際]宇宙ビジネス展-」で実際に目にすることができます。この展示会は、先端技術やビジネスチャンスについて議論し、ネットワーキングを促進する貴重な場です。参加者は、宇宙ビジネスの最前線を体感できる機会を得られます。

会社の概要


石敏鐵工株式会社は、1976年に設立され、航空宇宙関連の製品やリフレクターの製造、精密機械加工を手がける企業です。愛知県碧南市に本社を置き、高度な技術力を誇る同社は、常に新しい挑戦を続けています。

お問い合わせ情報


新型リフレクターについての詳細情報は、石敏鐵工株式会社の公式サイトまたは、電話でのお問い合わせが可能です。

公式サイト: 石敏鐵工株式会社
電話: 0566-41-1868
FAX: 0566-41-1876

宇宙産業の未来を支える新たな一歩に、ぜひご注目ください。


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