テラベース、クライオ電子線トモグラフィ解析サービスを提供開始
愛知県岡崎市に本社を置くテラベース株式会社が、新たにクライオ透過電子顕微鏡(CryoEM)による受託解析サービス「クライオ電子線トモグラフィ(CryoET)」の提供を開始しました。この新サービスは2025年から実施され、ナノ医療及び創薬の分野における要求に対応した研究開発を強化するものです。
構造解析の必要性
近年、バイオ医薬品、特にmRNAワクチンなどの開発においては、微細構造の把握と可視化が重要視されています。従来の光学顕微鏡では解析が困難な高分解能の観察が求められる中、CryoEMは試料を生理的条件に近い状態で凍結し、超高解像度な立体解析を実現可能にしています。
テラベースではエクソソームやリポソーム、脂質ナノ粒子など、これまで500件以上の解析実績を持ち、大学や研究機関、企業に対してもその技術を提供してきました。新たに加わったCryoETサービスにより、さらなる研究の推進に寄与することが期待されています。
テラベースが選ばれる理由
テラベースが多くの依頼者に支持される理由は以下の4つです。
1.
成果の帰属:テラベースは、依頼者が得られた成果を100%依頼者のものとすることで、確固たる信頼関係を築いています。学術機関や他の民間解析サービスでは、知的財産の共有がる場合もありますが、テラベースはこの概念を一新しました。
2.
高精度な解析:高度な設備と経験を積んだ専門スタッフが、高精度なデータを提供します。最先端のCryoEM技術を駆使し、信頼性の高い研究成果をお届けします。
3.
ワンストップサービス:相談から試料調整、撮影、解析、結果報告までの全工程を一貫して行います。これにより、時間を短縮し、スムーズなプロジェクト進行が可能です。
4.
多様なサンプル対応:500件を超える実績に基づき、生体試料からナノ材料まで、多様な試料の解析に対応しています。難易度の高いサンプルでも、最適な方法をクライアントに提案します。
提供する解析サービス
テラベースでは、以下の3つのCryoEM解析サービスを提供しています。
1.
ナノ粒子可視化:数10〜数100ナノメートルの微粒子を自然な状態で観察。液体中で凍結するため、構造変化の少ない高精細な可視化が実現されます。
2.
単粒子解析:特に、タンパク質やウイルスの立体構造を高解像度の3D画像として再構築し、分子レベルの詳細な解析が可能です。
3.
クライオ電子線トモグラフィ:複数の角度から試料を撮影し、三次元的に解析する手法により、生体内に近い状態での可視化を実現します。
今後、テラベースはCryoEM技術をさらに強化し、ライフサイエンスだけでなく無機材料など多岐にわたる分野の研究開発を支援します。特に、構造生物学からの創薬研究への橋渡しを行うことに力を注ぎ、研究者や企業の皆様が抱える課題にスピーディに対応できるよう努めています。
お問い合わせは、テラベース株式会社の公式ウェブサイトから可能です。随時受付中ですので、興味のある方はぜひご連絡ください。
テラベース公式サイトのお問い合わせページ
会社情報
- - 社名:テラベース株式会社(Terabase Inc.)
- - 代表者:新井善博
- - 所在地:〒444-0864 愛知県岡崎市明大寺町字宮ノ圦23番地13
- - 設立:平成18年3月9日
- - URL:テラベース公式サイト