株式会社動力、新型「SMAC_AL【Z】」登場
2025年8月19日、愛知県安城市に本社を置く株式会社動力は、新型のハゼ式折板・勘合立平用太陽光取付金具「SMAC_AL【Z】」の発売を発表しました。この製品は、昨年9月に登場した「SMAC_AL」の後継機となり、設計担当者が直接現場を訪れ、ユーザーからのフィードバックを基に施工性や使いやすさを大幅に向上させました。
高い施工効率と画期的なデザイン
「SMAC_AL【Z】」の特長は、ボルト1本でハゼとパネルの固定が同時に行えることです。これにより、従来必要だった2工程を1工程に減らすことができ、ボルト固定作業やトルク管理作業を半減させることが実現しました。施工作業の効率が飛躍的に向上し、厳しい環境下でもコスト削減が期待されます。
特許申請中の独自のZ構造を採用し、アース作業をパネル設置時に同時に行えることも大きな特長です。これにより、面倒なアースプレートの挿入作業が不要となり、設置の迅速化が図られています。
狭いスペースでも最大限の効率を
パネル間隔が通常の25㎜〜40㎜に対して、SMAC_AL【Z】はなんとわずか5㎜です。限られたスペースを有効活用し、さらに勘合立平葺きの屋根への設置も可能となりました。これにより、住宅用太陽光発電システムへの対応も強化されています。また、パネル設置と金具の固定が後方から行える設計で、作業員がパネルの上に乗る必要がなくなり、安全性の向上に寄与しています。
簡単な施工と現場での対応力
「SMAC_AL【Z】」は端部と中間部の別がない共用タイプで、急なレイアウト変更にも対応可能です。組み立て済のアッセンブリで納品されるため、現場での仮組作業が不要で、スムーズに作業に取り掛かることができます。サイズは72mm×85mm×108mm(H30)、重量250g、材質は本体がアルミ製、ボルトとナットがステンレス製です。
今後の展望
2025年2月に閣議決定された第7次エネルギー基本計画では、2040年に向けて再生可能エネルギーを主力電源として導入することが示されています。これに伴い、オンサイト太陽光発電市場のさらなる拡大が見込まれています。株式会社動力は「考動力」を企業理念に掲げ、施工性向上やコスト削減に貢献する商品を提供し続けていく方針です。
企業情報
- - 社名: 株式会社動力
- - 東京証券取引所上場
- - 代表者: 鈴木竜宏
- - 本社所在地: 愛知県安城市三河安城東町2-3-10
- - 営業所: 東京、愛知、大阪、広島、福岡
- - 設立: 2008年12月
- - 資本金: 2000万円
- - 従業員数: 44名(2025年4月1日現在)
- - 事業内容: 太陽光発電取付用架台の開発・製造・販売及び設置工事など
- - URL: 株式会社動力
この新製品「SMAC_AL【Z】」は今後の太陽光発電市場において、多くのユーザーに支持されることが期待されています。