荏原製作所が目指すサステナブルな未来への挑戦
株式会社荏原製作所は、1912年に創業し、建築やエネルギー、環境、精密機械など幅広い分野で機械製造を手掛ける産業機械メーカーです。同社は「世の中のための企業」を掲げ、社会と産業インフラの支え手としてこれまで事業を展開してきました。現在、世界111か所に拠点を持ち、アジアに限らず北米や欧州市場でも着実に成長を続けています。特に海外市場での収益が好調で、近年は売上増加が見られます。
サステナビリティ経営への取り組み
近年、荏原製作所は「E-Vision2030」という長期ビジョンを策定しました。このビジョンは、気候変動や自然災害が増加する中、自社の技術を通じて社会課題を解決することを目指しています。サステナビリティに関する取り組みとして、特に力を入れているのが情報開示です。同社は「ただの開示ではなく、実態を伴った信頼のある情報を提供すること」を重視しています。
また、CDP(Carbon Disclosure Project)への質問書に対する回答を通じた取り組みも進めています。競争力を高めるため、エスプールブルードットグリーンとパートナーシップを結び、CDP質問書へのアプローチを一層強化しました。
クチコミと評価の向上
CDP質問書の回答は2010年から始められました。当初は自社で対応していましたが、コンサルティングを受けることで評価が向上したものの、どの取り組みが成果に結びついたのか理解できていないという課題がありました。そこで、具体的な評価基準を理解し、改善策を講じるパートナーとしてエスプールブルードットグリーンと出会い、その支援を受けることになりました。
エスプールブルードットグリーンからは具体的な回答案を作成してもらい、どの視点で回答すれば良いかを明確に把握できるようになりました。これにより、各設問ごとに求められる回答が明確になり、自社の取り組みをアピールする機会が増えました。また、模擬採点を通じて具体的な得失点状況を把握できることで、経営層も納得のいく説明ができるようになりました。
これからの展望
2024年にはCDP質問書において、初めてA−スコアを獲得し、これは大きな成果と言えます。この評価を通じて、経営層も「評価を目指すだけでなく、実態を伴った開示が重要」と認識を深めました。また、2025年には投資家との個別対話にサステナビリティを取り入れ、企業価値向上を目指したコミュニケーションも行う予定です。
今後、環境問題だけでなく人権、ガバナンスも視野に入れた取り組みが求められています。特に海外拠点が増えている中で円滑なグループ経営を確立し、持続可能な成長を目指すことが喫緊の課題です。リスクや機会を適切に管理し、サプライチェーン全体にわたる持続可能性を確保することで、荏原製作所はさらなる企業価値向上を図ります。
企業紹介
- - 株式会社エスプールブルードットグリーン 東京都千代田区 外神田3-12-8 住友不動産秋葉原ビル 11階
代表:八林 公平
設立:2011年11月
事業:サステナビリティ経営コンサルティング
荏原製作所の取り組みは、未来の持続可能な社会のための道しるべとなるでしょう。彼らの挑戦にぜひご注目ください。