子どもたちをサポートする学習支援シンポジウム全国大会2025
名古屋市で、子どもたちの学びを支える「学習支援シンポジウム全国大会2025」が、2025年11月1日に開催されます。本イベントの主催は、NPO法人東海つばめ学習会です。この大会は、教育機会の不平等に対抗するため、多くの学習支援団体や無料塾が一堂に会し、共に学びとつながりを深める場となることを目的としています。
シンポジウムの目的と背景
教育の現場では、相対的貧困の影響で、十分な学習環境が整っていない子どもたちが多数存在します。日本全国の子どもたちの相対的貧困率は11.5%に達し、社会的な基準を下回る生活を強いられている子どもが多くいます。このように、経済的困難な環境にいる子ども達に対し、無償または低額で学習の場を提供することが「学習支援」の重要な役割です。このシンポジウムでは、さまざまな現場の実践を共有し、課題を深く掘り下げる機会を提供します。
基調講演とグループディスカッション
イベントでは、名古屋市立大学の松村智史准教授と、愛知子ども応援プロジェクトの藤野直子代表理事による基調講演が行われます。これに続いて、参加者同士によるグループディスカッションが行われ、さまざまな意見や経験が交わされる場が設けられています。これは、参加者間の交流や協働の機会となることを目指しています。
開催概要と参加方法
このシンポジウムは、2025年11月1日(土)に名古屋サンスカイルームで開催され、時間は13:00から16:50まで。参加費は無料で、定員は150名です。科学や教育に関心を寄せる学生や教育関係の人々が多く集まることが期待されています。
- - 日時: 2025年11月1日(土) 13:00〜16:50(受付開始 12:45)
- - 場所: 名古屋サンスカイルーム(名古屋市中区錦1-18-22 名古屋ATビル2階)
- - 主催: NPO法人東海つばめ学習会
- - 後援: 愛知県教育委員会・名古屋市教育委員会
- - お申し込み: こちらからお申し込みください
地域の力を結集して
学習支援が求められる背景には、教育格差の拡大があり、個々の地域の取り組みが重要です。無料塾や学習支援団体は、地域の力で進学や学びの機会を提供するために多くの努力を重ねています。本シンポジウムは、全国の支援者が集うことで、どのようにして子どもたちを支え、学びの機会を広げていくかを共に考え、議論する貴重な場となります。
過去の開催について
このシンポジウムは、2014年から続く伝統のあるイベントで、東京、京都、名古屋などの主要都市で開催されてきました。毎年異なる地域で行われることで、各地の学習支援実践を持ち寄り、全国的なネットワークを築く一環となっています。今年も多くの団体が参加し、教育への関心を高める一助となるでしょう。
開催される「学習支援シンポジウム全国大会2025」は、ぜひ多くの方にご参加いただきたいイベントです。子どもたちの未来を支えるために、地域が一丸となって学びを広げる取り組みに貢献しましょう。詳細は、NPO法人東海つばめ学習会のウェブサイトや公式情報を参照してください。