ZREKがペースを加速！ディープテック・ドイツミッションを通じた欧州展開の開始

ZREKが進める製造業向けフィジカルAIの新たな挑戦

製造業向けのフィジカルAIを専門に開発している株式会社ZREK（ゼレック）は、独立行政法人日本貿易振興機構（ジェトロ）の主催する「ディープテック・ドイツミッション」に採択され、ドイツ市場への進出を本格的に開始しました。このプログラムは、特に日本のディープテックスタートアップが欧州において必要な知識やスキルを身につけ、現地のネットワークを構築することを目的としています。

ディープテック・ドイツミッションとは？

「ディープテック・ドイツミッション」は、ユーザーやスタートアップが欧州市場に進出する際の課題に対する具体的な解決策を見つけるための一環として、ミュンヘンでの現地視察やカンファレンス参加を通じて、豊富な知見を得ることが期待されています。ZREKは2025年9月にミュンヘンで開催されるBits & Pretzelsに参加し、幅広い業界関係者と交流を深め、多様な価値観や経験をもとにしたネットワークを構築しました。

ミュンヘンでの強力な出会い

ZREKは、ドイツを拠点に自社のフィジカルAIテクノロジーを製造業のニーズに適応させるため、施設訪問やピッチイベントを通じて製造業に特化した連携基盤を構築しました。特に、労働力不足が問題となる現代において、ラボオートメーションと協働ロボットを結びつけ、生産性を高めることが求められています。ZREKは現地企業や研究者と共に、この問題解決に向けた取り組みを行っています。

ZREKの成果と今後の方向性

ZREKは、今後も市場調査を進めながらパートナーシップの構築に全力を傾けていくとしています。取締役COOの江口遼馬氏は、ミュンヘンでの経験を通じて、製造業の現場でZREKの技術がどのように実用化できるかを実感し、さらなる挑戦に向けて意欲を示しています。宇宙や月面での自律製造を見据え、AIとロボティクスの融合によって生産現場の自律化を促進し、製造業向けのAIソリューションを強化していく計画です。