手話ミライフェスが伝えた言葉を超えたコミュニケーションの力
2026年2月14日、大阪のeWeLL本社にて「手話ミライフェス 〜手でつながるコミュニケーション〜」が開催されました。このイベントは、日本精神科訪問看護協会の主催で、訪問看護師や医療・福祉従事者、一般参加者が集まり、言葉に頼らないコミュニケーションの重要性を学びました。
開催の背景と目的
このイベントの背後には、訪問看護の現場において患者との信頼関係を築く上で重要な「対話の質」を向上させることがあります。言葉を使わずに心を通わせる手話の特性を通じて、参加者たちは相手を見つめ、心を傾けるプロセスを体験しました。この体験は、手話の歴史に深く根ざし、16世紀のスペインの修道院での「沈黙の誓い」に起源を持つコミュニケーション手法です。
手話は、「心を通わせる」ための道具として誰もが利用できるものです。医療の場においては、相手の気持ちや状況を理解するために、言葉以上に重要なスキルとなります。特に、訪問看護に従事する看護師にとっては、相手の心の内面を理解することがより質の高い支援を行うためのカギとなります。
このイベントを通じて、参加者は言葉の壁を超え、互いに向き合うことの大切さを再認識しました。手話を介したコミュニケーションの体験は、より深い相互理解への一歩を踏み出す場となったのです。
イベントの詳細
- - 日時: 2026年2月14日(土) 15:00〜17:00(開場14:45)
- - 場所: 株式会社eWeLL 大阪本社
- - 対象: 訪問看護師、看護師(病棟勤務)、手話学習者など
- - 講師: 服部 明日香氏 (日本精神科訪問看護協会所属・看護師)
- - 主催: 日本精神科訪問看護協会
- - 共催: MICHIRUWA GROUP、就労移行支援ハンズ、I.C.、eWeLL
講座の内容
プログラムには、手話リレーソングや実践的なケーススタディが含まれました。手話リレーソングでは、西野カナの「Best Friend」を3グループに分かれて表現し、グループワークを通じて一体感が生まれました。続くケーススタディでは、挨拶や道案内、救急車要請など、医療現場で実際に遭遇するシチュエーションを想定した手話実践が行われました。
参加者の反応
イベントでは、多くの参加者が相手を理解しようという気持ちや聴覚障がい者への対応を学ぶことを目的としていました。会場の雰囲気は盛り上がり、手話を通じて「伝わった」「つながれた」という感覚が共有されました。参加者からは、「皆で取り組むことで楽しいと充実した時間を過ごせた」との声が寄せられ、手話への学びの意欲が高まりました。
eWeLLの共催意義
eWeLLの役割は、訪問看護における質の向上に向けて、DXを通じた業務効率化を進めることです。看護師や医療従事者が、より多くの気持ちに寄り添える「対話の時間」を創出し、その時間でより深いケアを実現するための環境を整えることが目指されています。手話を通じた「相手を見て、感じ取る」という学びは、療養者の言葉にならない思いを汲み取り、より質の高いケアの実現をサポートします。
今後もeWeLLは、テクノロジーとヒューマンスキルの両面から、地域共生社会の実現に貢献していきます。手話ミライフェスを通じて、言葉を超えたコミュニケーションの重要性が再確認され、参加者にとって貴重な体験となりました。