名古屋の「鯱もなか」が輝かしい日本一の栄冠を獲得!
名古屋市中区に位置する小さな和菓子屋「元祖鯱もなか本店」が、最近開催された「全国ご当地おみやげブックカバーコンテスト2025」のSNS得票数部門で日本一に選ばれました。どのような経緯でこの名誉を勝ち取ったのか、そしてその裏に秘められた地元の想いを紹介します。
コンテストの概要
「全国ご当地おみやげブックカバーコンテスト」は、株式会社トーハンが主催するイベントです。地元書店の活性化や地域企業のPRを目的としていて、全国から選ばれた特産品メーカーと書店がコラボし、ブックカバーを販売しました。参加者が文庫本を購入すると、特製のご当地おみやげブックカバーが手に入る仕組みです。
SNSを通じて行われた投票によって、全国各地から選ばれた5つの企業が競い合うことになりました。
鯱もなかの挑戦
「鯱もなか」は、SNS得票数の部門で出場し、厳しい戦いを繰り広げました。イベントが始まると、初期は他の企業と肩を並べて競い合っていたものの、次第に票数が拮抗し、特に「でん六豆」との一騎打ちとなりました。
このデッドヒートは中盤から徐々に熱を帯び、フォロワーたちの応援やSNSでのシェアが相次ぎ、注目が集まりました。最終的には圧倒的な応援を受けて、「鯱もなか」は見事にSNS得票数で1位を獲得することに成功しました。
感謝のキャンペーン
SNS投票での成功を受けて、名古屋の「鯱もなか」は「鯱もなかの恩返し。4326票の大感謝キャンペーン」を開催することを決定しました。このキャンペーンは、全国から寄せられた応援に感謝し、4326票を記念して実施されます。応募者は、元祖鯱もなか本店のXアカウントをフォローし、投稿をリポストするだけで賞品がもらえるチャンスがあります。この特別なお菓子詰め合わせや、記念シールは、このキャンペーンに参加した方だけの特別なアイテムです。
地域への想いと連携
実は、「元祖鯱もなか本店」は、コロナ禍での経済状況が厳しく、一時は廃業を覚悟したこともありました。しかし、地元の皆様やSNSでの応援によって再び希望を持つことができ、お菓子作りを続けることを決意しました。その思いは、今後も「鯱もなか」の発展に繋がると信じています。
名古屋市内では、金のシャチホコが象徴するように、街の文化や人々の幸福への想いが反映されています。「鯱もなか」もその一部として、名古屋の誇りを包み込んだ菓子作りに励んでいく所存です。
最後に
今後も「鯱もなか」は全国のファンからの支援を胸に、日本一のお菓子を目指し続けます。ぜひ、これからの動向にご注目ください。
また、和菓子屋の復活劇が書籍になりました。興味のある方はぜひ手に取って、この感動の物語をお楽しみください。
書籍情報
『鯱もなかの逆襲』
著者:古田憲司
定価:1760円(税込)
ISBN:9784651204727
電子版:有
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