未来を築く「子ども支援」の新たな道
愛知県あま市に本部を置く【株式会社ラウレア】。2025年7月、児童発達支援・放課後等デイサービスを開始します。代表の渡邊雄己氏と、あま市議会議員で元塾講師の毛利ひさよし氏が行った対談では、子どもたちへの必要な支援と行政と民間の連携について深く掘り下げました。
支援の「空白」をどう埋めるか?
毛利氏は、地域の教育現場において特性を持つ子どもたちへの支援が十分でない現状を心配しています。「子どもたちの居場所がもっと必要です」と語る彼の言葉には、現場のリアルな声が込められています。支援の「断裂」、つまり進学の際に必要な情報がうまく引き継がれないことが引き起こす問題を指摘しました。
「特性や支援方法が継承されないことで、子どもたちは不利益を被っています」と毛利氏は苦言を呈します。具体的には、小学校から中学校、中学校から高校への進学時に、必要な支援情報が伝わらず、学校生活をスタートすることが多いと言います。その結果として、不登校や支援不足が引き起こされることが少なくありません。
民間の役割とは?
ラウレアは、2歳から18歳までの子どもたちを長期的に支援する機関です。各子どもの特性を理解し、成長に応じた支援方法を蓄積してきています。この情報を新たな教育機関に引き継ぐことができれば、より円滑な学校生活が実現できるはずです。
しかし、民間と教育現場の間に情報共有の「場」が欠けている現実も問題視されています。毛利氏は、「行政や教育委員会の立場から、取り組んでいる事業者の情報を発信することが大きな第一歩だ」との見解を示しました。
理念の共有が新たな未来を開く
毛利氏と渡邊氏が共通しているのは、「支援は制度でなく、人の想いから始まるべきだ」という信条です。教育現場と政治の両方で子どもを見守る立場から、強い理念をもって、子どもたち一人ひとりの特性を大切にしたいと考えています。
この対談を通じて、行政と民間の「理念の一致」が、地域共生の新たな可能性を示唆しています。「支援を点で終わらせず、線にしていくこと」が重要であり、協力があれば子どもたちの未来は変わると確信しています。
今後の展望とアプローチ
株式会社ラウレアは、地域の教育機関や行政とさらなる対話を重ね、切れ目のない支援を実現していく構想があります。具体的には、未就学から高校までの情報連携や、教育現場とのより緊密な連携を図ろうとしています。また、ラウレアの支援現場を視察してもらう研修も企画し、共にニーズを見つける場を提供します。
ご興味のある方は、ぜひラウレアに訪れてみてください。地域の行政・教育関係者との意見交換を通じて、特性を持つ子どもたちの居場所づくりに貢献する機会が広がります。
【お問い合わせ先】
・株式会社ラウレア
・代表取締役:渡邊 雄己
・所在地:〒490-1114 愛知県あま市下萱津坪井17
・TEL: 052-203-0780
・HP:
ラウレアウェブサイト
子どもたちの「らしさ」を守る新しい地域づくりを、共に目指していきましょう。