エンジニアリングセンターの挑戦
2025-09-10 14:47:48

矢作建設工業の研究施設が二つの最上位認証を取得!持続可能な建物を目指して

矢作建設工業、エンジニアリングセンターの新たな試み



愛知県長久手市に位置する矢作建設工業の研究施設「エンジニアリングセンター」は、最近の改修を通じて、二つの重要な認証を取得しました。これにより、持続可能な建物の実現に向けた力強い第一歩を踏み出しています。取得したのは、エネルギー効率の最高ランクである『ZEB』と、健康的なオフィスのための「CASBEE-ウェルネスオフィス」のSランク。この報告は、企業の設計や維持管理における新たな指針を示すものとなります。

1.『ZEB』認証取得の背景と秘訣



建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の最高ランク『ZEB』認証は、エネルギー消費量を基準値よりも大幅に削減することを求められるものです。矢作建設工業では、屋根の断熱性を高め、空調機器や照明の効率を最適化することで、一次エネルギー消費量を126%削減しました。具体的には、空調機の効率を改善し、照明の設計も調整しました。

また、実験棟の屋上には太陽光パネルも設置されており、これにより76%のエネルギーを自給できる構造を持っています。これにより、エネルギー消費量の削減だけでなく、BCP(事業継続計画)の強化にも寄与しています。

2.「CASBEE-ウェルネスオフィス」Sランクの取得



「CASBEE-ウェルネスオフィス」は、オフィスの居住者の健康と快適さを評価するために特化した認証です。矢作建設工業では、空間の見える化と機能性の向上を目指し、間取りやインテリアの見直しを行いました。各ゾーニングを執務に合わせて最適化し、集中やリラックスを促す環境を整えています。特に、健康を意識した家具の導入と、バイオフィリックデザインの取り入れが効果を上げています。

また、デジタルサイネージを設置し、温度・湿度・CO2濃度をリアルタイムで確認できる仕組みも採用。これにより、従業員はその日の気候や体調に合わせた快適な作業空間を選ぶことが可能となっています。

3. 今後の展望



矢作建設工業は、今後もエンジニアリングセンターにおいて、詳細なデータ収集やその分析を行い、さらなる改善に向けた運用の見直しを続けていく計画です。この成果を通じて、建設業界における脱炭素社会の実現や、働く人々の健康性、快適性の向上に寄与していくことを目指しています。

以上の取り組みが、地域社会や環境への貢献となり、また、他の企業や団体にとっての基準となる先駆けとなることが期待されます。健康で持続可能な未来のために、矢作建設工業の挑戦は続きます。


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