ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS 2025で光り輝く受賞者たち
日本最大級のクリエイティブアワード、2025年のACC TOKYO CREATIVITY AWARDSで、The Breakthrough Company GOが企画した2つのプロジェクトが見事に受賞を果たしました。このアワードは、多様なクリエイティブの取り組みを称賛する祭典であり、今年も多くの競争が繰り広げられました。GOが手掛けたのは、ファミリーマートの「涙目シール」と、タカラトミーのベイブレード「GEAR SPORTS」です。
ファミリーマート「涙目シール」の受賞
ファミリーマートの「涙目シール」は、PR部門でゴールド、デザイン部門でシルバー、ブランデッド・コミュニケーション部門でブロンズを受賞しました。このプロジェクトは、食品ロスの削減に向けた意識を高めるために開発されたもので、値下げ商品に「涙目のおむすび」と「たすけてください」というメッセージを添えることで、消費者の購買動機を「安いから買う」から「助けたいから買う」へとシフトさせることを目指しました。
プロジェクトの結果、実証実験では購入率が5ポイントUP。年間約3,000トンの廃棄削減効果が見込まれており、ファミリーマートのイメージ向上にも寄与しました。ファミリーマートのサステナビリティ推進部の原田公雄さんは、追加コストをほとんどかけずにこの成果を達成できたことが、消費者の共感を得たデザインのおかげだと語っています。
ベイブレード「GEAR SPORTS」の受賞
次に、ベイブレード「GEAR SPORTS」はマーケティング・エフェクティブネス部門でACCシルバーを獲得しました。このプロジェクトは九二〇二三年に新たに発表された「BEYBLADE X」の一環として、子どもだけでなく大人も楽しめる戦略が求められました。「GEAR SPORTS」としてブランドを再定義することにより、コアアイデアを明確化。「おもちゃ」を超えて「スポーツ」としての位置づけを確立し、幅広い層のファンを獲得しています。
マーケティング施策の成果として、前シリーズと比べ約300%の売上UPを記録。流通市場においても4000万個を突破する販売数となり、ベイブレードはまさに大ヒットを成し遂げました。タカラトミーのグローバルベイブレード事業部の篠永恭平さんは、ブランドの再定義への挑戦に共感を得たことに感謝の意を表しています。
GO社の意義と今後の展望
The Breakthrough Company GOは、社会の変化や課題にコミットすることを使命として2017年に設立されました。クリエイティビティを軸にした事業開発の支援を行い、理想論にとどまらず実際に成果を上げるための新しいプロモーションを模索しています。
今回の受賞は、GOが手がけるプロジェクトが消費者と企業の架け橋となり、共に社会問題に取り組むことの重要性を示しています。GOは、今後もこの姿勢を貫きながら新たな取り組みを続けていくことでしょう。
まとめ
2025年のACC TOKYO CREATIVITY AWARDSにおいて、The Breakthrough Company GOが受賞した2つのプロジェクトは、いずれも独自の視点とクリエイティブなアイデアが生んだ成果と言えます。これらの成功は、企業が消費者と協力し合いながら、社会に良い影響を与える可能性を秘めていることを示しています。今後の展開にも大いに期待が寄せられます。見逃せませんね。