「ProPlus+」導入の背景
花王が2024年12月に導入した新たなリース会計基準に対応したSaaSソリューション「ProPlus+」。このシステムは、国際会計基準に準拠した決算を求められる企業にとって重要な役割を果たします。特に、海外子会社を含む多国籍企業では、リースに関する会計処理が複雑化しており、新しい基準への対応は急務です。
新しいリース管理システムの必要性
花王株式会社は2016年から国際会計基準(IFRS)を任意適用しています。このため、全体で100社以上の子会社が、IFRSに基づいた決算を行っています。従来のリース管理システムは、これらのニーズに応えるには限界があったため、「ProPlus+」への移行が決まりました。このシステムは、2027年度から日本国内で強制適用が予定されている新リース会計基準にも対応しています。
なぜ「ProPlus+」が選ばれたのか?
花王が「ProPlus+」を採用した理由は、いくつかの製品との比較を経て明らかになりました。まず、プロシップの40年以上にわたる実績が大きなポイントとなりました。特にIFRS16号(リース)への対応実績が豊富であり、質の高いサービスを提供できるからです。また、「ProPlus」シリーズは多様な機能を備え、使いやすさも兼ね備えています。
「ProPlus+」はSaaS型の製品であるため、将来にわたって最新の制度に対応し、機能の拡張も容易です。また、これにより企業はシステムの自社内での運用負担を軽減し、より効率的な管理が可能になります。
プロシップの存在意義
プロシップは、1980年から固定資産分野に特化したパッケージシステムを提供しており、これまでに5300社を超える導入実績を持っています。特に「ProPlus」シリーズは、さまざまな業界の大手企業の多くに採用されています。これにより、顧客は制度改正に迅速に対応でき、信頼性の高い資産管理が実現されます。
今後の展開
プロシップは今後も「ProPlus+」を通じて、より多くの企業が新リース制度にスムーズに対応できるようサポートしていきます。また、製品紹介セミナーを開催し、実際の機能や利用シーンを紹介します。このセミナーはWEB形式で、2025年2月20日に実施される予定で、参加は無料です。
詳細と申し込みは公式サイトにて確認できます。メンバーシップの形成を通じても企業の管理効率を向上させ、経理担当者への情報提供に努めていく姿勢を貫いています。新しいリース会計基準への対応の一助として、ProPlus+がどのように役立つか、その真価が期待されます。