子どもの個性を引き出す新しい教育モデルが名古屋で始動
名古屋市はこの秋、革新的な教育プログラムをスタートさせます。合同会社Uni-Oneが展開する「共育事業」が、令和7年度名古屋市スタートアップ企業支援補助金に採択され、子どもたちの認知特性を科学的に“見える化”し、親子が地域企業と共に学べる環境を作り出します。この取り組みは、名古屋の老舗茶舗「妙香園」と連携し、親子参加型のプロジェクトを通じて地域の誇りを再認識し、次世代を担う子どもたちの能力を引き出すことを目的としています。
共育事業の全体像
Uni-Oneは「共育」「企業支援」「美容と癒し」という3つの柱に基づいた事業を展開しています。その中でも「共育事業」は子ども一人ひとりの特性に応じた支援を提供し、学ぶ意欲や自ら行動する力を育むことを目指しています。
ステップ1:科学的な特性分析+専門家対話
まずは、「学びナビ」と呼ばれるプログラムを通じて、子どもたちの認知特性を可視化します。専門家との対話や親子向けのコンサルティングを行うことで、各家庭に合った学びの方向性を見出します。
ステップ2:親子の対話を通じた認識共有
親子間の価値観や方向性のずれを可視化することで、共通理解を促進。家庭内での教育方針が一致することを重要視しています。
ステップ3:企業連携型PBL授業で「自走力」を育む
地域企業との協力を活かした実践的な授業を設計。子どもたちに主体的な行動を促すため、業務や商品をテーマにしたプロジェクトベースの学習を行います。
妙香園との共創プロジェクト
Uni-Oneの取り組み第1弾として名古屋の老舗茶舗「妙香園」と連携します。地元企業との共創を通じて、子どもたちが名古屋の文化を学び、愛着を持つことがこのプロジェクトの特色です。2025年9月から全6回の授業を実施し、親子が一緒になってお茶の魅力を伝えるワークショップを行う予定です。
授業の内容
授業は名古屋市内の妙香園の施設を想定しており、プログラム内容にはお茶に関する企画、実際の試飲接客体験、プレゼンテーション資料の作成などが含まれます。これは、妙香園の協力によって実現可能となっています。
妙香園からの期待の声
「子どもたちの独自の視点が、私たち企業にも新しい価値をもたらすことを期待しています」と、妙香園の代表は述べています。
未来へのステップ
合同会社Uni-Oneは今後も地域企業との連携を深め、第2弾、第3弾のプロジェクトを計画中です。これにより企業はCSR活動として地域貢献や人材育成に寄与し、地域全体の持続可能な発展にもつながるでしょう。さらに、全ての活動は基本的に無償で行われ、名古屋名物の茶文化を通じて、子どもたちの成長を支える新しい教育モデルの実現を目指します。
企業情報
所在地:愛知県名古屋市千種区桜が丘119-110
代表:室園 幸志(CEO)
創業年月日:令和7年1月
事業内容:共育事業・企業支援事業・美容と癒し事業
Webサイト:
uni-one.co.jp
所在地:名古屋市熱田区沢上二丁目5番6号
代表取締役:田中良知
創業年月日:大正5年2月
事業内容:茶、精選加工販売