マルサンアイのAI導入により進化する商品の企画業務
愛知県岡崎市に本社を置くマルサンアイ株式会社は、74年の歴史を持ち、大豆を主成分とする製品の製造販売を行う企業です。最近、会社はデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に力を入れており、その一環としてAIエージェントを導入しました。この取り組みは、商品企画業務において、コンセプトシート作成の工程を効率化することを目的としています。
DX推進の背景
2020年から始まった同社のDXプログラムは、経済産業省よりDX認定を受けるほどの進展を見せています。「DXはBXから始まる」という理念のもと、業務プロセスそのものの見直しに取り組んできました。特に、商品企画業務においては、必要な情報の収集や資料作成にかなりの時間を費やしている実情がありました。
これを解決するため、AIエージェントを導入することで、業務の効率化を図ることができると判断しました。このシステムは、従来の対話型AIとは異なり、業務特化型の仕組みを採用し、情報収集、分析、資料化のプロセスを一貫して支援します。
導入効果
AIエージェントを導入した結果、コンセプトシートの作成にかかる時間は、従来の平均34時間から約49%短縮され、導入後は平均で17.5時間にまで短縮されました。この削減された時間は、新たな商品コンセプトの開発や生活者ニーズの分析など、他の重要業務に振り向けられます。
このようにして、同社は商品企画業務の質を向上し、より迅速な意思決定を実現する環境を整えています。マルサンアイの代表取締役社長、稲垣宏之氏は、「AI導入により、企画担当者がもっと深い思考に時間を割けるようになる」と期待を寄せています。
未来へ向けた展望
今後、マルサンアイはAIエージェントの活用範囲を拡大し、全社的な業務変革を進めていく方針です。特に、KPIとして企画書作成における調査・資料化コストを5%削減することを目指しています。このような施策を通じて、さらなる業務の効率化とスピードアップが期待されています。
株式会社オプティスの法人的な統合AI基盤「OPTIS One」を活用し、マルサンアイの業務プロセス改善に寄与するこの取り組みは、業界全体に新たな潮流をもたらす可能性を秘めていると言えるでしょう。
関連情報
マルサンアイ株式会社は、伝統ある製品開発の姿勢を大切にしながらも、新しい技術に挑戦しています。AIの導入によって、同社は製品企画の質を一層向上させ、社会に貢献する事業を展開していくことでしょう。