オオサンショウウオ孵化
2025-01-22 15:40:24

動物写真家・福田幸広氏によるオオサンショウウオ孵化シーン初公開

貴重な瞬間の記録



2024年8月の発売を控えたミラーレスカメラ「EOS R5 Mark II」を使用し、動物写真家・福田幸広氏が撮影したオオサンショウウオの孵化シーンが初めて公開されました。この作品群は、貴重な動物たちの生態を映し出し、特にオオサンショウウオの卵からハッチアウトする瞬間は見逃せないものです。

プロジェクトの背景と目的


この撮影プロジェクトは、2008年から福田氏と共にオオサンショウウオの調査を行ってきた研究者のアイデアから生まれました。その目的は、オオサンショウウオの卵の発生過程を、専門知識を持たない人々にも理解できる形で伝えることです。特に孵化シーンは、これまで手に取るようにわかりやすく記録されたことがなかったため、非常に貴重な機会となりました。

撮影方法とは


福田氏は、2024年の9月から10月にかけて、卵の発生過程を様々なカメラ技術を駆使して撮影しました。被写界深度合成やタイムラプス撮影など、最新の技術を用いることで、オオサンショウウオの卵の様子を色彩豊かに記録しました。この種は国の特別天然記念物に指定されているため、撮影には特別な許可が必要でした。福田氏は、産卵期から卵の回収を開始し、孵化までの過程を見守ることとなります。

撮影期間中、福田氏は水槽のそばに布団を敷いて生活し、オオサンショウウオの赤ちゃんたちが卵膜を破る瞬間を間近で見守りました。この貴重な記録は、これまでにない高解像度の映像として公開され、オオサンショウウオの美しさと神秘を一般の人々に伝えるものとなりました。

福田幸広氏のコメント


福田氏は、約50日間を共に過ごしながら撮影を行ったことについて「オオサンショウウオの赤ちゃんに癒やされながら、本当に素晴らしい映像を収めることができた」と語っています。専門家によるスケッチや映像が存在するものの、高解像度の作品は今回が初めてであり、オオサンショウウオの発生過程が広く知られるきっかけを期待しています。

撮影機材「EOS R5 Mark II」の特徴


撮影に使用された「EOS R5 Mark II」は、約4500万画素の高解像度を誇り、ディープラーニング技術を活用したオートフォーカス性能も優れています。また、深度合成やタイムラプス撮影が可能で、動きの速い孵化シーンも鮮明に捉えることができました。プロからアマチュアまで多様なニーズに応えるカメラとして、幅広いフィールドで活躍が期待されます。

福田氏の他の動物たちをテーマにした作品もぜひご覧ください。全ての作品は「Lights of 5」で公開されています。

まとめ


今回のプロジェクトを通じて、多くの人々にオオサンショウウオの卵の神秘と美しさが伝わり、同時に保護の重要性も知っていただけることが大切です。福田幸広氏の描く動物たちの幸せな瞬間が、私たちに何を告げているのか。ぜひその目で確かめてみてください。


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