新たな支援の形「Mu.」が始動
愛知県名古屋市に本社を置く株式会社ビジョナリーは、2026年9月から強度行動障害を持つ方たちに特化した外出支援サービス「Mu.(ムー)」を関東エリアで開始します。この新しい取り組みは、地域社会とのつながりを深め、利用者様が安心して外出できる環境を整えることを目的としています。さらに、家族が自分の時間を確保できるよう、心身のケアをも考慮された支援を展開します。
社会的背景と必要性
強度行動障害を持つ方々は、外出に際して多くの障壁に直面しています。これにより、彼らは自宅や施設に閉じ込められがちになり、地域とのつながりを失うことが少なくありません。また、支援をする家族は24時間体制でサポートを行うため、身体的・精神的に疲弊しやすく、自分の時間を持つことが難しいのが現実です。
このような状況に対応するため、株式会社ビジョナリーはご本人の社会参加と、家族のレスパイト(休息)を叶えるための訪問介護ブランド「Mu.」を立ち上げる決意をしました。
これまでの支援実績
ビジョナリーは、これまで強度行動障害を持つ方々の支援を行ってきました。施設では時に、環境の再構築や支援方法の見直しを行いながら、より良い支援を模索してきました。これまでの経験を基に、地域でも同様の支援を行いたいという思いから、訪問介護サービスを新たに開始する運びとなりました。
代表の思い
株式会社ビジョナリーの代表、丹羽悠介は、18年前にある利用者様のお母様から「一日でいいから、この子より長く生きたい」との言葉を受けたことが、福祉に関わる原点だと語っています。これは、障害福祉に取り組む意義を再認識させた瞬間でもありました。この経験から、若い世代が福祉業界に参入するための仕組みを作りたいとの思いが生まれ、現在の「マッチョ介護」プロジェクトへと発展したのです。
「Mu.」の支援内容とは
「Mu.」が目指す支援は単なる訪問介護ではありません。利用者が地域に出られる安心を提供し、地域とのつながりを増やし、少しずつ「できること」を増やす手助けをします。同時に、家族が安心して依頼できる環境を整えることで、家族自身もまたサポートされることが重要です。
今後の展望
株式会社ビジョナリーは、従来の「受け入れる福祉」から「地域で暮らし続ける福祉」へと進化させていきます。そして、関東エリアを皮切りに更なる拡大を目指します。すでに多くの家族や相談支援専門員から外出支援のニーズが挙がっており、その声に応える形でサービスをスタートする運びとなりました。
「福祉に頼る」ことに不安を抱える多くの家庭に対し、「Mu.」が必要なサポートを届け、新たな時間を創出することを目指しています。利用者様やそのご家族が笑顔で過ごせるための一助となれるよう、今後も努力を続けてまいります。
まとめ
新たな支援サービス「Mu.」は、強度行動障害の方々とその家族に寄り添うものであり、地域社会において大きな役割を果たすことが期待されています。この取り組みを通じて、多くの方々により良い生活の質を提供することを目指してゆきます。