豊橋信用金庫とNEXYZ.の新たな連携
愛知県豊橋市に本店を置く豊橋信用金庫(通称:とよしん)と、東京を拠点とする株式会社NEXYZ.が、脱炭素社会の実現に向けた新しい支援プログラムを始めました。この提携により、地域の中小企業が省エネ設備を導入しやすくなる一環として、LED照明や空調など、さまざまな業務用設備を提供することが可能になります。
地元経済と環境への貢献
豊橋信用金庫は1921年に設立され、地域金融機関としての役割を果たしてきました。「地域社会の発展に貢献する」という理念のもと、地元の中小企業との強固な取引関係を構築しています。この度の提携により、省エネ設備の導入を通じて地域経済と環境への貢献を強化することが目的です。NEXYZ.の目指すカーボンニュートラルの実現と、豊橋信用金庫が築いてきた地域との信頼関係が相まって、好循環を生み出すことが期待されています。
NEXYZ.の特徴
NEXYZ.が提供する「ネクシーズZERO」というサービスは、初期投資0円で様々な省エネ設備を導入できるモデルです。このプログラムでは、管理や導入後のサポートなども含まれており、中小企業にとって大きな助けとなります。また、導入した設備による省エネ効果をCO₂排出削減量に換算したレポートも提供されるため、企業は自社のカーボンニュートラル目標に向けた取り組みを具体的に進めることができます。
地域企業への支援
豊橋信用金庫は、地域の中小企業が直面している資金面や人材不足といった課題を理解し、それに対応するコンサルティングを行います。具体的には、設備投資を通じて脱炭素化を推進したい企業が、資金を調達しやすくなるようサポートし、同時に地域の施工会社へ優先的に発注することで地域経済の活性化を図ります。このように、地元の金融機関と全国ネットワークを持つNEXYZ.が協力することで、地域社会全体の脱炭素化が進みます。
今後の展望
NEXYZ.は2012年から活動を開始し、すでに10万件以上の導入実績を誇ります。118社を超える銀行や信用金庫とのパートナーシップを結び、全国38拠点で地域に根ざした事業展開をしています。今後も「まだない常識を、次のあたりまえに。」という企業理念を掲げ、エンベデッド・ファイナンス事業の拡大を目指し、地域の脱炭素社会の実現に貢献していく方針です。
この連携を通じて、豊橋信用金庫とNEXYZ.は地域経済と環境貢献の好循環を生み出し、持続可能な社会の構築に寄与することを目指しています。これからの活動がどのように広がっていくのか、今後の展開から目が離せません。