猫の歯みがき事情:飼い主の6割以上が定期的に実施せず
愛猫を飼う皆さん、普段のケアとして歯みがきをどれくらい行っていますか?上池台動物病院が行ったアンケートによると、なんと54.1%の飼い主が愛猫の歯みがきを「月に1〜3回程度」または「ほとんど行っていない」と回答しています。これが意味することは、愛猫の健康を保つための重要なケアが、多くの飼い主にとって習慣化していない現状を示しているのです。
調査内容と結果
今回の調査は、猫の飼い主318名を対象にインターネットを通じて実施されました。猫の歯みがきに関する質問内容は以下の通りです:
- - 愛猫の歯みがきの頻度
- - 歯みがきにかける時間の目安
- - 歯みがきを嫌がるかどうか
- - 歯みがきに関する課題
- - 動物病院での相談や処置の経験
歯みがき頻度
「愛猫の歯みがきはどのくらいの頻度で行っていますか?」という質問に対しては、「月に1〜3回程度」が27.7%と最も多く、さらに「ほとんど行っていない」が26.4%という結果でした。この2つを合わせると、過半数を超える54.1%が定期的な歯みがきに取り組んでいないことがわかります。
歯みがきにかける時間
多くの飼い主が歯みがきにかけている時間は短めです。「30秒〜1分以内」が32.4%で最も多く、次に「30秒以内」が31.5%となっています。つまり、短時間で済ませることがスタンダードになっていると感じられます。これは、猫とのコミュニケーションを重視した結果とも言えるかもしれません。
嫌がる問題
猫が歯みがきを嫌がるという問題が多くの飼い主の心配の種となっていることも分かりました。81.2%の飼い主が「嫌がる」と回答しており、対策が求められています。無理をせず、段階的なアプローチが勧められています。
歯みがきの困難さ
「歯みがきで大変な部分・課題」としては、「嫌がる/暴れる/逃げる」が240件を占め、圧倒的な多さを示しました。さらに、「今のやり方が正しいのかわからない」、「うまく磨けない」といった技術的な不安も多数寄せられています。これにより、効果的なケアが行えず、ストレスを抱える飼い主も少なくありません。
動物病院への相談
興味深いことに、動物病院に口腔ケアについて相談や処置を受けた飼い主は12.9%に留まり、他の約87.1%は相談すらしていないという実情も浮かび上がります。日常的に歯みがきに困難を感じながらも、病院での相談に至っていない飼い主がこれほど多いのは意外でしょう。
まとめ
上池台動物病院では、この調査結果を通じて、飼い主が抱える悩みを理解し、適切なサポートを提供するための重要性が再認識されました。愛猫の健康管理には、定期的な口腔ケアが欠かせません。もし愛猫の歯みがきについて不安や課題を感じている方がいれば、ぜひ動物病院への相談を検討してみてください。専門的なサポートを受けることで、愛猫と飼い主の双方がストレスの少ないケアを実現できるかもしれません。健康で幸せな生活のために、今一度愛猫のケアを見直してみてはいかがでしょうか。