船場グループの新たな挑戦
株式会社船場(本社:東京都港区)は、木工ディレクターに大西功起氏を迎え、新たな空間プロデュースの方向性を示しました。大西氏は、岐阜県高山市の大手家具メーカーで修行し、後に株式会社アーティストリーにてCNC空間技術の先駆者として知られる存在です。特に「3DX木工」と呼ばれる技術を駆使し、独自のデザインと加工技術を実現してきました。
大西功起氏の背景
大西氏は、岐阜県の大手家具メーカーでの経験を経て、2015年にアーティストリーへ入社。ここで彼は、家具職人からCNCオペレーターとして活躍し、次第に木工の新たな可能性を切り拓いてきました。彼の手掛ける作品は、直線だけでなく複雑な曲線や立体的な形状を持ち、木材の特性を最大限に活かしています。
木工業界の進化
日本の木工業界も、外国に劣らずデジタル技術の導入が進んでいますが、特に大西氏が在籍するアーティストリーは、その理念を具体化させる先駆者としての評価を受けています。リアルなデザインアイデアを実現するために、近年のデジタル化の波に乗り、具現化する力が求められた結果、成功を収めています。
新たな空間プロデュースへ向けた期待
大西氏が船場グループに参加することにより、今後の空間デザインにおいて彼のデジタル木工技術が結集されることになります。船場の精緻な職人技術と組み合わせることで、木材を生かした新しい空間表現が生まれることが大いに期待されます。大西氏は「木工という仕事を子どもたちの憧れの職業にしたい」と語り、業界の発展に貢献する意欲を示しています。
船場と装備の強力なコラボレーション
船場グループの関連会社である株式会社装備は、木工職人たちが集う場所であり、木材の選定から加工まですべてを手掛けています。大西氏が加わることで、これまで以上に高いクオリティの空間プロデュースが実現できるとのこと。具体的には、2025年10月22日からの「ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO 2025」において、新たに開発されたストリートファニチャーが初お披露目される予定です。
結論
木工クリエイティブディレクターとしての大西功起氏の役割は、船場グループにとって新しい章の始まりです。彼の豊富な経験と先進的な技術が融合することで、木工アートの未来がどのように変わっていくのか、期待が高まります。これからの展開から目が離せません。