新たな推し体験を創出するOXYTRONの3Dプロモーション
愛知県名古屋市に本社を置く株式会社OXYTRONは、エンターテインメント業界に向けた新たな試みを行いました。今回は、女性アイドルグループ「MADMED」の全国ツアー初日公演において、ソニーの空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display、SRD)を利用した3Dプロモーションが実施されました。これにより、参加者はリアル空間での新しい体験を味わうことができました。
3D技術を用いたプロモーションがもたらす新しい世界
OXYTRONが行ったこのプロジェクトは、推し活市場において3Dコンテンツとリアルイベントを融合させることを目指しています。その一環として、MADMEDの新曲『毒葬』の3Dミュージックビデオが初披露されました。特別に設置されたSRD(ELF-SR2)を使用し、連結された4台のディスプレイからはメンバーが立体的に出現する演出が施され、会場内は驚きと充実感に包まれました。
来場者たちは、目の前にユーザーの視点に合った立体映像が展開される様子に心を奪われ、一瞬のうちにその世界に飲み込まれていく感覚を楽しみました。これにより、従来の映像体験とは異なる深い没入感が実現されたと言えるでしょう。
メンバーを3Dアバターで再現
もう一つの目玉は、MADMEDのメンバー全員が3DアバターとしてSRDに登場したことです。このアバターは、それぞれの個性やビジュアルが忠実に再現されており、来場者にとってまるでご本人が目の前にいるかのような接触体験を提供。メンバー自身も自らのアバターと対面し、喜びや驚きの声を上げていました。
こうした新感覚の体験は、来場者からの熱狂的な反響を生み出し、これまでのイベントにはない新しい楽しみ方を創り出しました。
OXYTRONのビジョンと今後の展開
このプロジェクトは、OXYTRONが描く「推し活 × 3D × リアル空間」というビジネスモデルの一環として位置づけられています。今後は、アーティストのプロモーションだけでなく、グッズ販売やファン同士の交流を促進するさまざまなコンテンツ展開を検討していく考えです。
使用された空間再現ディスプレイ(SRD)は、特別なゴーグルなしで裸眼で立体映像が視認できる革新的な技術です。本プロジェクトで用いられたELF-SR2は、最大27インチ相当の大型モデルであり、広い表示領域を確保しつつ、視線認識技術とリアルタイムレンダリングを駆使し、より高い没入感を提供します。
MADMEDの活動と影響力
MADMEDは、6人組の女性アイドルグループで、新たに改名して2025年に活動を再開しました。ライブ活動は国内に留まらず海外にも広がり、SNSでのフォロワー数は100万人以上に達しています。今後も全国規模のワンマンツアーを進めており、その影響力はますます大きくなっています。
このような新たな取り組みが実現されることで、OXYTRONはエンターテインメント市場での存在感を強化し、さらなる事業成長を目指しています。今後の進展にぜひ注目していきたいところです。
公式サイトやSNSを通じて、今後の活動や最新情報などもチェックしてみてください。自分の推しと近づくことができるこの新たな体験が、ますます楽しみになること間違いなしです。