関大万博フェスタでのLGBTQ理解促進イベントをレポート
6月30日、関西大学の千里山キャンパスで行われた「関大万博フェスタ~巡縁祭~」にて、ファミリーマートとコカ・コーラ ボトラーズジャパンは「KANDAI RAINBOW DAY」と題したLGBTQをテーマにした協同出展をしました。このイベントは「だれかの“普通”に合わせなくても、安心していられる関大に。」をテーマにしており、多様性を祝福し、自分らしさを大切にすることを目的としていました。
このイベントでは、性の多様性や自己表現について、楽しく学べる体験ブースが用意されており、両社のブースでもLGBTQに関するクイズを実施しました。クイズの正解者には、コカ・コーラ社製品とオリジナルのLGBTQ理解を促進するためのステッカーが312枚贈られました。
イベントに参加した学生たちからは、「問題は難しかったが、ハンドブックに助けられた」、「ステッカーがかわいい!」との声が寄せられ、参加者たちが積極的にLGBTQについての理解を深める様子が見受けられました。
オリジナルステッカーのデザイン
このオリジナルステッカーは、2024年10月に女装パフォーマーであるブルボンヌ氏と、両社のアライ社員たちと意見を交わしながら制作されました。デザイン案は約30種類集められ、その中から約2,600名の社員による投票によって決まったそうです。このように社内外の多くの人々が関与することで、多様性に対する理解を深めるための強いメッセージが込められたステッカーが完成しました。
企業としての取り組み
ファミリーマートとコカ・コーラ ボトラーズジャパンは、両社の知見を生かし、持続可能な開発目標(SDGs)への貢献を目指して、引き続き連携した取り組みを行っていくことを約束しています。コカ・コーラ ボトラーズジャパンの担当者は、「企業の枠を超えて、誰もが安心して自分らしくいられる社会づくりに貢献したい」と述べており、学生たちに対しても性の多様性に目を向ける機会を提供できたことを嬉しく思っているとコメントしています。
一方、ファミリーマートの担当者も、「学生とのコミュニケーションを通じて、オリジナルステッカーに込められたメッセージを伝えることができた」と語ります。今後も性の多様性に対する理解を深めるための様々な活動を通じて、全ての人が自分らしく活躍できる社会の実現を目指していくとしています。
まとめ
「関大万博フェスタ~巡縁祭~」は、多様性を受け入れることで、より豊かな社会を築くための重要な機会となりました。ファミリーマートとコカ・コーラ ボトラーズジャパンの連携を通じて、LGBTQに対する理解が広がり、今後もこのような取り組みが続いていくことでしょう。イベントを通じて、多くの人が自身の個性を大切にし、何より大切なのは「自分らしさ」であることを再認識したのではないでしょうか。今後の動向に期待が高まります。