サンゲツが男性育休取得を促進
株式会社サンゲツは、男性の育児休業取得を促進する「IKUKYU.PJT」に賛同したことを発表しました。このプロジェクトは、積水ハウスが主導し、男性の育休取得を社会で当たり前にすることを目指しています。9月19日の「育休の日」にこの取り組みを確認し、サンゲツも全面的に支援する姿勢を示しました。
ダイバーシティ推進の一環
サンゲツは、社内でのダイバーシティとエクイティ、インクルージョンを重視した経営戦略を進めています。その中でも、男性社員の育児休業取得を促進することが重要なテーマとなっており、具体的な制度やフォロー体制を整えることで、働きやすい環境を実現しようとしています。
特に、2024年度の男性育児休業2週間以上取得率は116.7%を達成する見込みで、目標を100%に設定して各部署が協力し合いながら積極的に取り組んでいる結果です。この数字は、男性が育児休業を取りやすい社会を形成するための希望の兆しです。
男性育休取得を後押しする制度
サンゲツでは、男性育休を取得しやすい環境を整えるため、以下の具体的な取り組みを進めています。
- - 育児休職の一部有給化:育休取得による収入の減少を抑えるために、育休復職前の5日間を有給とする制度を導入しました。この取り組みにより、生活の安定を支援します。
- - 出生時育休期間での一部就労の承認:柔軟な働き方を可能にし、育児と業務の両立を図る選択肢を提供するシステムです。
- - 意向確認とフォロー体制:人事部が育休取得の意向を確認し、それぞれに合ったサポートを行うために、各拠点に配置された人事担当者が連携します。
- - 社内情報の拡充:育休取得者向けの情報を社内WEBサイトでわかりやすく提供し、男性育休の取得を促進するための事例も紹介しています。
- - 男性育休セミナーの実施:管理職向けに男性育休の重要性を認識させるセミナーを行い、部下が育休を取得することを支援できるような知識を提供しています。
これからもサンゲツは、社員全員がその能力を最大限に発揮できる職場づくりを目指し、男性育児休業の取得促進に向けた取り組みをさらに深化させていく方針です。
まとめ
サンゲツが立ち上げた男性育休取得のためのプロジェクトは、単なる施策にとどまらず、会社全体で「共育て」の文化を築くための基盤として期待されます。育児休業を取得することが当たり前の社会を形成し、次世代の育児環境を支える取り組みとして、多くの企業にも影響を与える可能性があります。サンゲツの今後の挑戦に注目が集まります。