愛知県東浦町がtetoruの自治体連絡機能を採用し情報伝達が効率化

愛知県東浦町がtetoruを導入し情報伝達を簡素化

愛知県知多郡東浦町において、Classi株式会社が提供する保護者連絡サービス「tetoru」の自治体連絡機能が導入されることになりました。この新機能は、学校経由の情報伝達の手間を削減し、ペーパーレスによる環境負荷軽減を推進することを目的としています。

1. 導入の背景

これまで東浦町では、教育委員会が学校に連絡事項を伝え、各学校が生徒を通じて保護者に配布するという方法が一般的でした。しかし、このプロセスには多くの手間がかかり、保護者からは情報が届かないことや、配布方法に対する不満が寄せられていました。また、配布頻度が月に一回以上あるため、紙資源の無駄も問題視されていました。こうした課題を受けて、東浦町はデジタル連絡手段の導入を決定し、tetoruを採用しました。

2. tetoruの自治体連絡機能とは

tetoruの「自治体連絡機能」は、保護者へのお知らせや緊急連絡を一斉に配信することができる便利な機能です。この機能では、必要な対象を選別して情報を配信できるため、関係のない人にまで知らせが行くことを防ぎます。内容は自治体主催のイベント告知や不審者情報、災害情報など多岐にわたり、受け取る側の利便性が高まります。

3. 導入の効果

この機能の導入により、業務の効率化が図られました。以前は平均して月5回紙で情報を伝える必要がありましたが、tetoruの活用によって業務量が大幅に減少。保護者からの情報確認や手続きに関する問合せも順調に進んでおり、情報が確実に届いている実感も得られています。

さらに、ペーパーレス化も進行中です。今回の導入を通じて、これまでに毎月配布されていた2万枚以上の通達を削減できる見込みです。これにより、紙代も20万円以上の節約が見込まれています。イベント情報の配信時には申込みフォームへのリンクも掲載されるため、保護者はスマートフォンから簡単に手続きができるようになります。

4. 東浦町の公式コメント

「tetoruを通じてイベント案内が簡単に行えるようになり、教育現場の負担が減少しました。保護者の皆様の利便性を高め、正確な情報が届けられることを目指しています」と東浦町の担当者は述べています。この新しいシステムを活用し、教育環境を改善していくことが期待されています。

5. 今後の展開

Classiは今後もtetoruを通じて学校と家庭のコミュニケーションをさらに円滑にし、教育現場の課題解決に貢献していく方針です。また、tetoruは公立学校や自治体が導入する場合には無料で利用できるため、各学校の予算に関わらず、一括導入が容易になります。 tetoruは、生徒の情報を一元化し、学校のDX推進にも寄与します。