自分の描いた絵がカードに!『つくじかカードゲーム』登場
2025年5月2日、愛知県名古屋市から新しいトレーディングカードゲーム『つくじかカードゲーム』が発売されます。これは、プレイヤー自身が描いたイラストをカードとして利用できる、まったく新しい形のゲームです。企画・運営を手掛ける合同会社つくじか出版は、子どもたちの創作活動を促進し、自己表現の場を提供しようとこのゲームを開発しました。
開発の背景
このプロジェクトは、2024年1月に始まりました。一人の不登校の男の子が、「カードゲームを作りたい」と告げたことがきっかけです。彼の意見は、多くの子どもたちが感じている声を代表するものでした。代表の末廣一眞氏は、彼と共に基本的なルールを考えることから始め、試行錯誤を経て、ゲームの具体的な形が見えてきました。この過程で子どもたちのアイデアや感性が活き活きとしたカードゲームへと昇華され、周囲の支持も得ていきました。
商品の基本情報
このゲームの第1弾パックは、“はじまりの道”という名前で、単品は5枚入りで300円(税別)、BOXは15パック入りで4500円(税別)です。また、構築済みスタートデッキとして『彩りしドラゴン』と『夢みし神々』も販売され、各1800円(税別)で提供される予定です。
子どもたちの自信を育む
『つくじかカードゲーム』の主な特徴は、何と言っても自分の描いた絵が実際のカードになるという点です。この新たな仕組みにより、子どもたちは自らの創意工夫を具現化し、その結果として生成されるカードを通じて大きな自信と喜びを得ることができます。自分の作品が他人と対戦する場面は、彼らにとっての特別な体験になるでしょう。
社会との新たな連携
このゲームは単なる遊びを超え、社会との繋がりを創出する可能性も秘めています。新たなイラスト制作の仕事が生まれることで、様々なバックグラウンドを持つ人々が関与できるチャンスが広がります。特に、外出や一般就労が難しい環境にいる方々にも、クリエイティブな活動を通じて社会との接点を持つ機会を提供できると、開発者たちは期待しています。
初心者にも優しいルール
ゲームルールに関しても、初心者に優しい設計を追求しました。プレイヤーが迷うことなく楽しめるように、シンプルでわかりやすいルールに仕上がっています。開発段階では、テストプレイを重ね、カードバランスを調整しました。
教育現場での活用も期待
『つくじかカードゲーム』は、教育現場やレクリエーション活動にも適しています。創作活動を通じてコミュニケーションの促進や自己肯定感の向上に寄与できる可能性があります。こうした機能が評価されれば、さらに多くの場所で実施されることでしょう。
今後の展開
今後は第2弾、第3弾と続き、さらに多くの人々の絵がカードとして化けることが期待されます。そして、全国規模での大会も視野に入れており、より多くの人々が参加することで、ゲームの活性化を図ります。『つくじかカードゲーム』は、単なるカードゲーム以上の、社会的意義を持ったプロジェクトとして進化し続けます。
詳細については公式サイトをご覧ください。
つくじかカードゲーム公式サイト