新優先席の導入
2025-12-26 15:34:33

中部国際空港の優先席が新しく生まれ変わる!みんなが快適に過ごせる空間へ

中部国際空港の新たな優先席の導入について



愛知県常滑市に位置する中部国際空港セントレアが、2024年2月に優先席の見直しに向けたUD(ユニバーサルデザイン)総点検を実施することを発表しました。この取り組みは、開港から20年を迎えるにあたって、環境の変化に適応し、誰もが快適に利用できる空港を目指しています。

ユーザーの声を反映した新設計



長年にわたり、国際空港として多くの人に利用されてきたセントレアですが、障害をお持ちの方や高齢者の利用者からは、従来の優先席に関していくつかの課題が指摘されてきました。たとえば、優先席の視認性が低く、健常者が席を占有してしまうケースが多かったり、座面の設計が深くて起立が難しいといった実際の声が寄せられています。

これらの問題を解決すべく、2024年12月には、UD懇談会にて新しい優先席の検証会を行い、多様なユーザーに座り心地を体験してもらう予定です。そこから得られた貴重なデータを基に、メーカーとの協力により新しい優先席が製作されることになります。

居心地の良い新しい優先席



新たに導入される優先席は、以下のような特長を持っています:
  • - 座面の高さを44cmに設定し、立ち上がりが容易になっています。
  • - カラーリングを工夫し、優先席であることが一目で分かるクリーム色と青色の組み合わせを採用。ピクトグラムも大型化され、視認性が向上しています。
  • - さらに、アームレスト、杖ホルダー、充電設備などの便利な機能も追加され、快適な空間が提供されます。

従来型との比較



新設計の優先席は、以前のものと比べて多くの点で改良されています。従来型の席はフラットで深く、起立が難しいデザインでしたが、新しい席は腰と太ももをサポートする波形状で、非常に使いやすくなっています。また、視認性の向上に加えて、付加機能も豊富です。

誰もが安心して過ごせる空港を目指して



中部国際空港は、今後も空港利用者からの声を受けて、UDに基づいた改善を行っていく方針です。この新たな取り組みを通じて、障害のある方や高齢者にとって、より安全で快適な環境が実現されることを期待しています。

この新しい優先席の設置は、2025年12月から開始される予定です。国際線と国内線の各ゲート付近に58脚設置され、1脚で最大3名まで利用可能です。セントレアが提唱する「みんなで作り続けるUD先進空港」というコンセプトのもと、さらなる利便性向上を目指して、地域の皆様とともに進化し続ける空港でありたいと考えています。

最後に、ユーザーのニーズに応えるために設計された新たな優先席は、多くの人々に支持され、愛されることでしょう。皆様もぜひ、快適な空の旅をお楽しみください。


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