学童保育の未来を明るくする新たな挑戦
千葉県流山市に位置するNPO法人でんでんむしは、2013年に設立され、地域の学童保育を支える重要な役割を果たしています。同法人は、八木北小学校区・小山小学校区・長崎小学校区を中心に、現在9つの学童クラブを運営し、2026年度には受け入れ可能な児童数を1,000名以上にまで引き上げる計画を立てています。理事長の小沼みはる様は、「学童クラブは生活と遊びの場を提供する福祉事業」として、子どもたちの自立心や協調性を育むことを目指しています。
しかし、運営にあたっては多くの課題も抱えていました。請求業務をアナログで行っていたため、職員の負担が大きく、保護者からの利便性向上の声も高まっていました。これを受けた同法人は、2025年6月にVISH株式会社が開発した学童保育支援システム「Hokally」を導入しました。
「Hokally」の導入により実現した効率化
このシステムの導入前、でんでんむしでは、毎月の料金請求に際して、利用実績の管理を手作業で行っていました。ICカードを用いた打刻システムを導入していたものの、実績確認や延長料金の計算は職員が手で行っており、毎月1日かかる作業をすべて手動でこなす必要がありました。しかし、Hokallyを介することで、請求業務は約1時間にまで短縮され、職員の負担は大幅に軽減されました。
特に、請求業務から口座振替までの処理が自動で行えるようになった点が大きなメリットです。これにより、職員は確認作業だけで業務を終了できるようになり、他の重要な業務に集中できるようになりました。また、リアルタイムでの施設状況把握が可能になったため、本部が全9施設の状況を一元管理できるようになり、保護者への連絡方法も改善されました。
保護者とつながるICTの力
保護者からのニーズに応じて、Hokallyはアプリでの利用申請やリアルタイム通知も実現しました。「れんらくアプリ」を通じて、保護者は簡単に利用申請ができ、子どもたちの入退室状況がリアルタイムに通知される仕組みも整えられました。これにより、保護者の利便性が大きく向上しました。
また、学童内の催しである「ハロウィンフォトコンテスト」は、従来の紙や掲示板での交流から、アプリを通じたオンライン投票へと移行しました。これにより、どの拠点にいる保護者も参加しやすくなり、投票の集計も容易になりました。こうした新しい試みは、子どもたちや保護者、職員全員にとっての一体感を醸成し、活動の充実度を高めてきました。
今後の取り組みと期待
NPO法人でんでんむしは、さらなる業務のデジタル化を進める方針です。手書きの保育日誌や活動記録のデジタル化に取り組むことで、今後も効率化を進めていく予定です。理事長の小沼みはる様は、VISH株式会社のサポートに感謝しつつ、新しい運用に対する期待が高まっていると語ります。
「私たちは、子どもたちの自立心や協調性を育む環境を提供しているだけでなく、保護者の皆さまにとっても安心できる存在でありたいと思っています。新しいシステムの導入により、より良い保育サービスを提供できるよう努力していきます。」と小沼様は語りました。
近年、学童保育は成長を続けており、多くの課題が山積みです。その中でHokallyの導入は、業務の効率化と保護者とのコミュニケーション向上に寄与し、子どもたちの未来をより良いものにする一助となることでしょう。今後の活動にも注目が集まります。