障がいのある学生に新たな学びの舞台を
株式会社マイナビパートナーズが、障がいのある大学生や大学院生を対象にした12ヶ月間の有給インターンシップ「Career Create Program」のオンライン開催を発表しました。この取り組みは、全国どこからでも参加できるため、多くの学生に学びのチャンスを提供します。
新たなオンラインコースの実施
障がい者手帳を保有または申請中の学生向けに、マイナビパートナーズはオンラインインターンシップを新設。参加する学生一人ひとりにPCを貸与し、対面型と同様の環境で業務や研修に参加できる体制を整えています。2025年12月には、初めて約5名の障がい学生の受け入れを予定しており、今後も人数を順次増やしていく方針です。
先駆的な取り組みの背景
障がいのある学生向けのインターンシップは日本で増加していますが、多くの場合、地元の支援体制に依存しているため、就労の機会が限られています。このため、マイナビパートナーズは「誰もが活躍するための道を拓く」というミッションの下、オンラインコースを設置しました。これにより、地理的な制約を受けずに、多くの学生が自身の能力を発揮できるようになることを目指しています。
障がい学生の現状と課題
最近の調査によると、障がい学生の就職率は57.8%と、一般卒業生の98.0%に比べて大きな差が生じています。その原因として、社会での受け入れ体制やサポート不足が挙げられています。2026年から法定雇用率が2.7%に引き上げられる予定ですが、これが直接的な改善につながるかは不透明です。したがって、マイナビパートナーズの取り組みは非常に重要です。
充実したサポート体制
Career Create Programのオンラインコースでは、参加学生はグループ内でBPO業務(データ入力やアンケート集約など)を担当します。業務に関わる時間に対して給与が支給されるため、働く意義を実感しながら自信を持って社会と接点を持てる環境が整えられています。さらに、80以上の研修にも参加でき、社会人基礎力やセルフケアスキルの向上を目指せます。
参加方法と詳細
このプログラムに興味を持たれた方は、マイナビパートナーズの公式サイトから詳細を確認し、申し込みが可能です。障がいのある学生にとって、キャリア形成の新たな一歩を踏み出す機会となることでしょう。
企業情報
株式会社マイナビパートナーズは、障がい者雇用促進を目的に設立された特例子会社です。東京を拠点に、環境や地域に関わらず、障がいのある若者のキャリアをサポートすることに全力を注いでいます。今後も様々な取り組みを通じ、より多くの障がい学生が社会で活躍できる場を提供していく予定です。