医療的ケア児と映画
2025-03-05 10:55:56

医療的ケア児のための映画上映会、全国22会場で開催!

医療的ケア児・障がい児向け映画上映会の開催



2024年春、医療的ケアを必要とする子どもたちとその家族のための特別なイベントが全国22会場で催されます。この上映会では、アニメ映画「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」が上映され、参加者が安心して映画を楽しむことができる空間が提供されます。

医療的ケア児とは?


医療的ケア児とは、日常生活を送るために継続的な医療を要するお子さんたちのことを指します。これには、人工呼吸器による呼吸管理や喀痰吸引などが含まれます。全国には約2万人の医療的ケア児が存在し、彼らの日常や社会生活に対する理解と支援が求められています。NPO法人AYAは、こうした背景を踏まえ、彼らが楽しむことができる場を作り出しています。

NPO法人AYAの取り組み


NPO法人AYAは、病気や障がいを持つ子どもたちに様々な挑戦の場を提供することを使命としています。2023年度には、映画上映会やバスケットボール観戦、海水浴など、合計33回のイベントを実施し、延べ1,368名の参加者に喜ばれる機会を提供しました。特に映画上映会は、医療的ケアが必要な子どもたちの「映画館で映画を観たい」という想いを実現するために生まれました。

映画鑑賞のハードルを下げる


医療的ケア児の多くは、周囲に迷惑をかけることを懸念し、映画館での鑑賞は難しいと感じています。しかし、AYAでは映画館全体を貸し切り、医療従事者が同席することで、安心して参加できる環境を提供しています。参加者からは、「周囲の目を気にせず楽しめた」「医師がいるので安心できた」という声が寄せられています。

映画上映会の詳細


この映画上映会は2024年春から全国12会場での「映画クレヨンしんちゃん」上映、2024年冬からは「モアナと伝説の海2」の上映が続く予定です。2025年には、更に多くの会場での上映も計画されています。各イベントでは、医療機器のアラーム音や子どもたちの声があっても気にせず楽しめる配慮がなされており、映画を通じて感動的な思い出を作る機会が提供されます。

参加とお申し込み


イベントは誰でも参加可能で、特に医療的ケアが必要なお子様や障がいを持つお子様とその家族に焦点を当てています。参加希望者が多い場合には抽選となることがありますので、早めの申し込みが推奨されています。また、ボランティアスタッフも募集中で、医療従事者を含めた多くの方々がこの取り組みに参画しています。興味のある方は、Ayaの公式ウェブサイトで詳細をご覧ください。

NPO法人AYAの未来


AYAの活動は、ただのイベントの提供に留まりません。病気や障がいを持つ子どもたちが新しい出会いや経験を重ね、人生を豊かにするための貴重な場を創造することを目指しています。これからも、映画を通じて多くの子どもたちに笑顔と感動を届ける活動が続けられます。未来の子どもたちのために、ぜひこの取り組みにご注目ください。


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