あま市に誕生するラウレアの新たな拠点
2025年7月1日、愛知県のあま市に新たな児童発達支援と放課後等デイサービスのフランチャイズ本部が誕生します。この「株式会社ラウレア」は、発達特性を持つ0歳から18歳の子どもたちとその保護者を対象にした支援を行い、安心できる第3の居場所を提供することを目指しています。地域密着型の日本全国に広がる療育拠点へと発展していくことを期待されています。
発達特性を持つ子どもたちの増加
現在、日本では発達特性を持つ子どもたちが増加の一途をたどっています。文部科学省の調査によると学齢期の子どもは「11人に1人」に発達特性があるとされています。その中には、診断名がつかずに支援が受けられない、いわゆる“グレーゾーン”にいる子どもたちも多いため、必要な支援が届いていないケースが少なくありません。そういった子どもたちが孤立せず、理解を得られる環境を整えることが重要であるとラウレアは考えています。
あま市を選んだ理由
ラウレアが最初のフランチャイズ本部をあま市に設置した理由は、ここが支援が届きにくい地域であり、他の地域でのモデルケースとしての可能性を秘めているからです。都市圏の中心地から少し離れた場所に位置し、共働き世帯が増えている一方で、福祉インフラが整備されていないという課題がございます。あま市の障がい福祉計画では、放課後等デイサービスの利用実績が急増しており、本部設立はこの地域にとって必要不可欠な取り組みとされています。
あま市での福祉支援
あま市では、放課後等デイサービスの実績も増え、行政、教育、福祉の連携が進むため、ラウレアの「地域完結型モデル」の実装には最適な環境が整っています。これにより、より多様なニーズに応える支援が可能になると考えています。このような赤裸々な状況において、一つずつ丁寧に地域に根差した支援をしていきたいというラウレアの強い思いが込められています。
ラウレアの支援の特徴
ラウレアの支援は、人と人とが向き合うことを基本にしています。例えば、毎日の活動内容を手書きで記録した「連絡ノート」を用いて、どのような活動をしたのか、彼らがどんな表情を見せたのかを保護者に伝えます。送迎をする際も、支援員が直接関わることで、日常的なコミュニケーションを通じて、信頼関係をより密なものに繋げていきます。こうしたアナログならではの温かみのある支援が多くの保護者から信頼されています。
代表者の思い
ラウレアの代表、渡邊雄己氏は以前、教育業界に従事していた経験を持ち、その中で特性を持つ子どもたちやその保護者の苦しみを目の当たりにしました。教育の現場で見えてきた問題意識から、福祉の道へと進む決意を固めました。特に支援の欠如が子どもたちの成長にどれほど影響を与えるかを知り、「子どもの未来に本気で向き合いたい」という思いがそこにあります。
これからのラウレアは、あま市から全国へとその支援の輪を広げ、地域の支援格差に真剣に取り組んでいきます。あま市という支援が届きにくい地域から、子どもたちが安心して成長できる温かな場所を築いていくことに全力を尽くします。新しい拠点の設立を機に、地域のみなさまからの支援と理解を深められることを願っています。本記事に興味を持たれる方は、ぜひ見学や取材のお問い合わせをお待ちしています。バラエティに富んだ福祉プログラムを通して、あま市に新たな希望を示す存在になりたいと考えています。