Green Carbonが名古屋で催されたスタートアップサミットに登壇
2025年7月17日、愛知県名古屋市で、Green Carbon株式会社が三菱UFJ銀行主催の「2025 MUFG Startup Summit in NAGOYA」に参加しました。このイベントは、スタートアップと大手企業の連携を促進するためのもので、300社以上の出展と1000人以上の来場者が集まりました。
イベントの目的と規模
このサミットは、新たなビジネスのアイデアを生む場として設計され、企業間の交流を促進する重要な機会となっています。名古屋のSTATION Aiで開催された本イベントは、スタートアップや新規事業の創出を支援するスペースとして知られています。Green Carbonは、そこでのピッチセッションに登壇し、カーボンニュートラルの実現に向けた独自の取り組みを発表しました。
Green Carbonの中核ビジネス
Green Carbonは、自然由来のカーボンクレジット創出を主な事業としています。具体的には、森林保全や水田の管理、マングローブの植林といった環境保護活動を通じて、国際的なカーボンクレジット市場にサービスを提供しています。特に、同社は東南アジア地域での実績が評価されており、過去にはバンコクで行われたビジネスマッチングフェアでもプレゼンテーションを行いました。
愛知県の脱炭素目標への貢献
Green Carbonのプレゼンテーションでは、愛知県が2030年までに温室効果ガスを2013年度比46%削減する目標を達成するためには、558万トンの削減が必要であるとの分析が共有されました。特に注目されたのは、国内のJ-クレジットの活用だけでは目標達成が難しいという点です。これには、海外で創出されるカーボンクレジットを活用する提案が含まれており、具体的には二国間クレジット制度(JCM)を通じた連携が紹介されました。
将来の展望と地域との連携
Green Carbonは、全国約40,000haに及ぶ農家ネットワークを構築しており、地域農家との協力を強化することで、持続可能なカーボンクレジットの創出を進めています。これにより、農家への収益還元と所得向上を図りつつ、愛知県の2050年カーボンニュートラル達成に寄与することを目指しています。
Green Carbonは今後も、地域自治体との共創プログラムやアクセラレータープログラムに参加し、愛知県で培った成功モデルを全国に展開する計画を進めています。この取り組みを通じて、脱炭素社会の実現に向けての道を切り開いていくことが期待されます。
まとめ
Green Carbon株式会社の取り組みは、単なる環境問題への対応に留まらず、地域経済や農業との共生を模索しています。今後の活動が、全国的なモデルケースとして確立し、持続可能な社会の実現につながることを期待しています。詳しい情報やお問い合わせは、
Green Carbon公式サイトをご覧ください。