テーマパークの実態
2025-07-25 17:55:30

日本のテーマパーク競争が加熱!訪問者の支出実態を探る調査結果

調査の背景


2025年7月に沖縄に新たに自然体験型テーマパーク「ジャングリア」がオープンします。これに伴い、日本各地で新しいテーマパークや遊園地の開業ラッシュが続いており、特に愛知県にある「ジブリパーク」や東京の「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ ハリー・ポッター」が話題を呼んでいます。コロナ禍が収束し、訪日外国人も増加してもいる中で、国内のテーマパーク競争は日々激化しています。そこで、今の日本におけるテーマパークや遊園地の現状を把握するために、株式会社ネオマーケティングが実施したインターネットリサーチの結果をお届けします。

調査概要


この調査は、2025年7月7日から8日にかけて行われ、全国の20歳以上の男女1,000名を対象に実施されました。調査内容は、1年以内にテーマパークを訪れた人々を対象にしたもので、平均利用金額や来場時期、訪問したいテーマパークの選定理由などが含まれています。

テーマパークの平均利用金額


調査によると、テーマパーク・遊園地の1回あたりの平均利用金額は「10,000~14,999円」が最も多く、次いで「15,000~19,999円」が続きました。特に40代層は「30,000円以上」を選ぶ傾向が高く、全体で最も高額な消費が目立つ層となっています。この年代は、子育てが一段落し、経済的余裕が生まれることから、親子での高額消費が促進されているのかもしれません。

訪問する時期の傾向


また、テーマパークに行く時期として最も多かったのは「平日」で38.2%を占めました。これは混雑を避けた有給休暇を活用する“計画的レジャー”の傾向が顕著に表れた結果です。年代別に見ると、60代層では半数近くが平日訪問を選んでおり、オフピーク志向が際立っています。

テーマパーク訪問の動機


続いて、今後訪れたいテーマパークのランキングを見てみましょう。「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」が46.5%でトップを占め、その後に「東京ディズニーランド」「ディズニーシー」と続いています。これらは、家族で楽しめる要素や非日常的な体験が体感できる貴重な場所として、多くの支持を集めています。

思い出やストレス発散の場


ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに対しては「新しい発見が多い」「変化が楽しみ」といった意見が多く、楽しめる要素が多様であることが求められています。一方、東京ディズニーリゾートは「夢の国」として、幻想的な世界に没入し現実逃避をもたらす存在として愛されています。特に、年齢層が上がるにつれ非日常を求める傾向が強まっており、アトラクションの楽しさだけでなく、特別な体験が求められています。

テーマパーク利用の特長


テーマパークを選ぶ際、アトラクションの魅力が最も重視されており、67.5%がこのポイントを挙げています。また、女性は「キャラクターや世界観」に重点を置く傾向があり、男性は「スリルやアトラクション」の魅力に惹かれる様子が伺えます。特にファミリー層の利用が多い40代では、混雑度やアクセスの良さが睡眠に影響していると考えられ、ストレスの少ない環境を求める傾向が強いです。

情報収集源


調査によると、テーマパークに関する情報は主にSNSや動画サイトを通じて収集するという傾向が見受けられます。これにより、各世代に応じた適切な情報発信が求められます。特に若者層はSNSに依存し、シニア層はオフラインの情報に多く接しています。

結論


新しいテーマパークの開業や消費動向の変化が目立つ中、各年齢層のニーズに応じたアプローチが不可欠です。今後のテーマパーク業界は、リピーター獲得のために多様な設計が求められていくことでしょう。これらの調査結果を参考に、パーク運営者は新商品やイベント企画にいかしたいですね。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

関連リンク

サードペディア百科事典: ディズニー ユニバーサル ジャングリア

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。