能登での復興支援
2026-07-17 13:07:42

マルヤス工業、能登地区に太陽熱給湯システムを導入し防災支援

能登復興支援における新たな取り組み



マルヤス工業株式会社が、石川県七尾市に向けて寄贈した太陽熱給湯システム「ReTerra」が、最近、能登島地区コミュニティセンターと徳田地区コミュニティセンターに設置され、2026年7月6日に運用を開始しました。この取り組みは、地域の復興を支援するだけでなく、日常生活や災害時の安心を提供することを目的としています。

寄贈の背景



能登半島で発生した地震以降、マルヤス工業は復興支援を継続して行ってきました。初めは石川県全体への寄贈を検討していましたが、物品寄贈が困難という状況を受け、地域の商工会議所の協力を得ることで七尾市内の公共施設への導入を進める運びとなりました。きっかけは、日常生活に必要不可欠な「お湯」の供給が、エネルギー価格の上昇により難しくなっているという現状から発生しています。

重視されるお湯のインフラ



「お湯」は入浴や調理、衛生管理に必須のインフラです。そのため、平常時にはもちろん、災害時には生活用水としても重要な役割を果たします。ReTerraシステムは、温暖な太陽の熱を使用してお湯を供給するもので、地域密着型の支援として非常に有効です。また、今回の導入により、徳田地区コミュニティセンターでは年間約52%の給湯エネルギーの削減と、146kgのCO₂排出削減が見込まれています。

地域の拠点、コミュニティセンター



能登島地区コミュニティセンター



この施設は、地域住民の交流の場として利用されており、様々なイベントや福祉活動が行われています。併設の医療センターやデイサービス施設と連携して、高齢者向け配食サービスや子供向けの教室も運営されています。災害時には避難所として地域を守る重要な場所でもあります。

徳田地区コミュニティセンター



従来から住民の「まちづくり協議会」が活動する拠点で、地域課題を議論し解決するための活動が行われています。両センターは災害時に非常に重要な防災スポットとして位置づけられています。

ReTerraの機能と特徴



ReTerraは、太陽熱を用いることでお湯を生成し、200Lの貯湯タンクを備えています。これにより、災害時には飲用水としても活用可能な水を確保することができ、さらに、家庭用ポータブル電源から電力供給を受けられるため、停電時にも運用が続けられる場合があります。この考え方「使いながら備える防災」は、現代の防災対策に即した重要な特徴と言えるでしょう。

地域の反響



七尾市の担当者は、これらのコミュニティセンターが地域住民の生活の安全を守るために不可欠であると述べています。特に、同市が過去に経験した長期間の断水を踏まえ、災害時にお湯を確保できることの重要性が強調されました。また、高齢者や小さなお子さんなど、特別な配慮を要する住民への支援にも貢献できるだろうと期待されています。

今後の展望



マルヤス工業は引き続き地域のニーズに応じた支援を模索し、今後も「お湯を気にしない毎日」と「使いながら備える防災」という新たな価値の提案に取り組む予定です。また、情報発信に力を入れ、さらなる地域貢献を目指して展開していくことでしょう。

会社概要



マルヤス工業は1956年に設立され、愛知県岡崎市に本社を構える自動車部品メーカーです。国内外の自動車メーカーに幅広く部品を供給しており、環境技術にも積極的に取り組んでいます。詳細情報は公式サイトをご覧ください。


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