官学連携プロジェクトで高浜市の魅力を発信
愛知県高浜市で、トライデントコンピュータ専門学校の学生たちが町内会の加入促進を目的としたPRポスターを制作しました。この試みは、地域社会の課題解決に寄与する官学連携プロジェクトの一環です。
高浜市とトライデントの共同プロジェクト
高浜市では、町内会の加入率低下が顕著となっており、特に20代や30代の若者が町内会そのものを知らないケースが増えています。この問題を受け、トライデントコンピュータ専門学校のWebデザイン学科の2年生24名が中心となり、町内会の存在意義や活動内容を若い世代に伝えることを目指してPR用ポスターを制作しました。
プロジェクトは7月の初めからスタートし、約1ヶ月の間、学生たちはデザイン制作に取り組みました。8月上旬には、市長や副市長、さらには町内会と行政の代表者からなる審査委員会が設けられ、最優秀賞1点、優秀賞1点、佳作3点が選ばれました。
表彰式と市長への表敬訪問
8月26日、高浜市役所では受賞者による市長への表敬訪問が行われました。最優秀賞を獲得したのは安藤梨乃さんで、優秀賞には戸田直輝さんが選ばれました。市長の吉岡初浩さんは、「行政の発想では思いつかないデザインに感心しました。受賞作品は市内公共施設に掲示され、多くの市民に町内会への関心を持ってもらえることを期待しています」とコメントしました。特に、安藤さんの作品は今後の町内会加入促進施策にも活用される予定です。
学生の感想と意義
参加した学生たちの声も印象的でした。最優秀賞を受賞した安藤さんは「高浜市の町内会に貢献できたことに喜びを感じています。作品を通じて、町内会の活動が多くの人に伝われば嬉しいです」と語りました。一方、優秀賞の戸田さんは「堅いイメージを和らげることを意識し、より多くの人に目を引くポスターを制作したいと思いました」と述べ、町内会の具体的な活動内容を学んだことも貴重な経験だったと振り返りました。
今後の展望
トライデントコンピュータ専門学校は、このような官学連携プロジェクトを通じて学生たちに実践的な学びの場を提供し、地域の活性化にも貢献し続けます。さらに、今後も多くの企業や自治体との連携を図り、より多様なプロジェクトへと発展させていくことが期待されています。新たなキャンパスの整備も進められており、学生一人ひとりに寄り添った教育が実現されることで、地域社会への貢献が高まることでしょう。
トライデントコンピュータ専門学校のHPでは今回の官学連携プロジェクトの詳細も確認できますので、興味のある方は是非訪れてみてください。