細胞農業新時代
2026-03-03 14:02:17

インテグリカルチャーと住友理工が手を組み新たな細胞農業の未来へ

インテグリカルチャーと住友理工が提携



細胞農業の最前線であるインテグリカルチャー株式会社が、住友理工株式会社との間に戦略的パートナーシップに関する覚書を締結しました。この提携により、両社は新たな商品とサービスの開発を目指し、持続可能な食の生産システムを構築するための取り組みを加速化させることとなります。

進化する細胞農業



インテグリカルチャーは、シンガポールにて家禽由来の細胞を用いた生産プロセスの実証を開始し、2026年までに承認申請を行う計画を立てています。このプロジェクトの背後には、住友理工との連携があり、受託研究・開発・製造(CRDMO)事業の拡大も目指しています。

CulNet®コンソーシアムの革新技術



また、インテグリカルチャーは、細胞農業のためのインフラとサプライチェーン構築を促進する「CulNetコンソーシアム」を運営しています。この中で生まれた2L細胞培養バッグ「Oxy-thru Cultivator」は、住友理工との共同開発によるもので、高ガス透過性の素材と低コストの培養技術を融合したものです。この技術によって、一つのバッグで毎月1kgの生産が可能になります。

一般的に細胞農業業界では、大規模なバイオリアクターによるスケールアップが試みられていますが、そのための初期投資や維持費が大きな壁となっていました。しかし、この培養バッグを使用することで、装置を用いることなく簡単に培養できるため、リスク分散やコスト削減が実現され、生産体制も柔軟に構築可能となります。

シンガポールでの具体的なステップ



シンガポールでは、当社の製造パートナーであるCell AgriTech Pte. Ltd.と協力し、Oxy-thru Cultivatorを使用した商用生産プロセスの検証を実施します。また、基礎培地「I-MEM 1.0」などの食品グレードの培養資材も活用し、承認申請に必要なデータを蓄積していきます。これにより、実用化に向けた一歩を踏み出し、持続可能な食の未来を切り拓く努力を続けます。

代表者メッセージ



代表取締役の羽生雄毅は、シンガポールへの進出を「重要なステップ」と位置づけ、住友理工とのコラボレーションが細胞農業の産業化を進めると確信しています。一方、住友理工の巽聡司も新たな挑戦として、この共同プロジェクトを通じて社会課題の解決を目指す姿勢を示しています。

持続可能な地域ビジネスの創出



インテグリカルチャーは、「みんなが使える細胞農業」をビジョンに掲げ、地域資源を活用した細胞性食品や化粧品など新たな地方ビジネスの創生に挑戦しています。これにより、持続可能な食料生産システムを確立し、より豊かな社会の実現に貢献していく所存です。

今後の展開に注目が集まり、地域や国を超えた食の未来がどう変わっていくのか、ますます期待が高まります。


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