オープンイノベーション拠点「STATION Ai」が名古屋に誕生
名古屋市鶴舞地区に、2024年10月に新たなオープンイノベーション拠点「STATION Ai」が開業します。この場所は、日本最大級の規模を誇り、700社以上の国内外のスタートアップ企業や大学、ベンチャーキャピタルで構成されています。これにより新しい事業の創出を目指すさまざまなイノベーターたちが集まる場となります。
メニコンが新たな挑戦を開始
株式会社メニコンは、2025年2月よりこの「STATION Ai」に入居することを決定しました。同社は、コンタクトレンズに関連するビジョンケア事業を中心に、第二の事業となる新たな分野の開発を目指しています。これまでに農畜産分野で環境に優しい製品の開発にも取り組んでおり、コンタクトレンズの製造過程で得られた知見を基にした新たな技術を用いて、稲わらや堆肥化を促進する製品の開発を進めています。
さらに、医療機器分野では、自己集合性ペプチドを使用した新製品の開発が進行中で、2024年には眼科用の新規医療機器の薬事承認を取得しました。これにより、さらなる製品の拡充を図り、整形外科分野などでも新たな用途開発を進めています。
あいち創業館での歴史を感じる
「STATION Ai」の2階には、愛知県に関わりのある革新的な事業を起こした創業者や経営者の業績を伝える施設「あいち創業館」が設置されており、メニコンの創業者である田中恭一氏もそのなかで紹介されています。この施設は地域の創業者精神を後世に伝える役割も担っています。
創造と挑戦を続けるメニコン
メニコンは、創業者の哲学「創造・独創・挑戦」を大切にし、経営理念としてこれを引き継いでいます。VISION2030というスローガンのもと、